ねているときいがいねむい

ねているとき いがい ねむい

人には人の乳酸菌

2024年5月のこと 後編

2024年5月のこと 後編

湧別からの帰路はせっかくなのでオホーツク海沿岸を走ります。

道の駅に併設するファミリー愛ランドYOU

ええなあ……

営業時間を過ぎていたので入れなかったけど入園無料でフリーパスも1600円とリーズナブル。ファミリーの皆さんは行ってみては?

 

昼に食べたオホーツク塩焼きそば

北見産玉ねぎのオニオンリングとオホーツク産のホタテが入っている。

 

日本最大の汽水湖 サロマ湖

ちょうど夕日が沈む時間に立ち会えた。ラッキー。

 

北見に着く頃にはすっかり夜だった。

北見は焼肉の街としても有名らしい。理由は諸説あるが、かつて国鉄北見駅の裏側に屠畜場があったのが大きな要因だそう。

というわけでチェックインして即、街へ繰り出す。はじめに行った店は満席で断られてしまったため、すぐ近くにあった「ホルモン焼 とよ七」の暖簾をくぐる。

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「いらっしゃい」と言って正面の座敷でホルモンを焼くおじいさんが出迎えてくれた。常連さんかな?と思いつつ、空いてますか?と聞くと「俺のうしろで良いなら」と奥の座敷へ通してくれた。

 

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目の前に炭火の七輪が運ばれてくる。常連だと思っていたおじいさんはどうやら店の大将らしかった。ということは自分以外無客。自分以外無客空間大好き。

メニューを見ていると牛サガリと豚ホルモンをすすめられたので、そのとおり注文する。

牛サガリと豚ホルモン

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一人で食べるには量が多いかと思ったけど、臭みがなく余裕でいけてしまう。肉がうまくてご飯もすすむ。

 

豚サガリも追加で注文した


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隣で大将が普通に肉焼いて食べてるのが面白すぎた。

 

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会計の伝票は大将がそろばんを弾いて出してくれた。これだけ食べて2000円ちょい。思わず「安」って言っちゃった。ここの写真も撮って良いですか?と聞くと「炭火だから汚えけどな」と言いつつ許可がおりた。確かに汚えな。Googleのレビューを見るとほんとに賛否両論で、それもまあわかる気がした。だけどもよ、こういう店がうまいんだ。

 

翌朝6:30起床。テレビをつけると『はやく起きた朝は…』が放送されていた。番組名を『おそく起きた朝は…』『おそく起きた昼は…』と変えながら30年続くご長寿番組。 磯野貴理子さんが離婚することになったと話されたときに松居直美さんが即号泣した回を覚えている。最近は健康の悩みや自分はもう若くないんだな…と実感したエピソードを3人が互いをいたわるように話されていて、久しぶりに見たけど良い番組だなと思った。

 

北見から車で1時間弱、ひがしもこと芝桜公園に到着した。

さすがに写真がうまい…


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一面満開の芝桜。小さな女の子が「甘酸っぱい匂いがする」と言っていたのでマスクをはずすと、確かにスモモというか、しそジュースを薄めたような香りが広がっている。

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しばらくすると大型バスが何台もやって来て、続々と観光客が押し寄せていた。早起きして良かった〜。

 

北見市へ戻り、レンタカーを返却し、清月で銘菓「赤いサイロ」を買ったあとは喫茶「コバルト」で時間を潰す。

コバルトブルーの良い椅子

厚切りのピザトーストが2枚も…!

昼過ぎの高速バスに乗って帰る。良い旅であった。私は自分の旅程が結構好きだ。人のブログを読んでいても面白い旅行記はまず旅程が良い。ありきたりなお洒落カフェを巡って満足しているブロガーの皆さん、しっかりしてください。

趣深い店内にまたしても自分以外無客



5月は『もつき公園』ことロマンス詐欺さんが遊びに来てくれました。各種SNSでは『心の旅』『光る河 光る海』『新しい愛 新しい灯り』などのアカウント名で活動されている。異名が多い。「『カーペンターズスペシャル』はもう使ってないので使って良いですよ」と言われた。使わんけども。

こちらに向かっている途中でロマ詐欺さんがその日泊まる予定だったご友人からドタキャンの連絡があったらしく、「これはセイでしょ」というメッセージと共にLINEのスクショが送られてきていた。「今日だったの?来月だと思ってた笑」はたしかにセイ。よってロマ詐欺さんと会って開口三番くらいに「セイ」が出た。わかるんだよな「今日だったの?来週だと思ってた笑」をされたことがある身だから…人生こんなことばっかり…仮に本気で間違ってたとして、もうちょっと埋め合わせの策があるでしょう…ぞんざいに扱われることの切なさ…を共有し、今日はとことん飲みましょう!とデカいビールジョッキで乾杯した。

後日ロマ詐欺さんはTwitterに「何を話したか全然覚えていない」と投稿してたけど、私は結構覚えているんだな〜まずインターネットの人たちの話をしましたよ。私のiPhone画面が光ったとき、ロック画面が『ダメちゃんホンポ』のデジタルステッカーだったことから、ダメちゃんホンポ!聞いてます?緊急記者会見びっくりしませんでした?あれドッキリなんじゃないかと思ってるんですけど…いや、あの三人なら素でやってる気がしますよ…という話をした。

それから水っぽい星(id:qsuitou)さんが『Y2K新書』のトークイベントに行くらしいという話から、ゆっきゅん…川瀬智子男性…Tommy february6…別名Tommy heavenly6…好きでした?好きでしたよ…MDで聞いてました…伊東美咲のCMに『Bloomin'!』が起用されてて…懐かしい!あの頃あややティセラのCMとかめっちゃ好きでした…という話になり、ロマ詐欺さんは松浦亜弥の『100回のキス』が好きだと言っていた。まだデビュー前の松浦亜弥さんがつんく♂さんに急遽出てみろ!と言われステージ上で披露した曲。デビュー前でこの仕上がり…可愛すぎる…歌がうますぎる…などと言いながらYoutubeで動画を見た。松浦亜弥さんの隠れた名曲といえば、私は『笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~ 』が好きですね〜

辻ちゃん加護ちゃんどっち派でした?という話では、私は辻ちゃん派、ロマ詐欺さんは加護ちゃん派で意見が割れた。ただ「加護ちゃん派はセンスが良い!」と私が謎のゴリ押しをしたところ、ロマ詐欺さんは「やらかした人」が好きということが判明した。未成年喫煙が報じられた加護亜依を筆頭に、野々村議員、豊田真由子佐村河内守真木よう子など、過去に一件あった人をどうしても嫌いになれないのだという。わかる気がする…と思って「松居一代は?」と聞くとドンピシャで好きとのことだった。松井珠理奈はそうでもないらしい。私は松井珠理奈の総選挙後の記者会見を暗記してるので「正直言います。全部話しますね。じゃあ今まで隠してたこと。コンサートで『10年桜』を歌いました。私は「再会の誓い〜」の瞬間に、さくらたんに「もっとちゃんと踊って」って言いました。じゃないとAKBが終わるから。それを言ったら、さ、さくらたんは出れなくなっちゃいました…悲しいですだからごめんねって言いました。」をそらで言える。会話のトーンが一番上がったのはやはり「ラニーノーズの痛いファン」ことしゅんきの名前が挙がったときであった。私もしゅんきを批判する気にはなれないんだよな…自分もそうなる可能性を十分に秘めている自覚があるからだ。圧倒的に読ませる文章だしラニーノーズのアンサーは確かに面白くなかった。『私の間違いは何だったか?』って記事のタイトル、本当に、常々考えますからね。私の間違いは何だったか?

ブログ関連でいうとロマ詐欺さんが「森羅万象悪態おじさん(2024年4月のこと参照)」に共感してくれたのが嬉しかったし、びっくりした。そんな人いないと思ってたから。「助けてくれ!と思って生きてます」ということで共鳴し、ブログ書いてて良かったな〜と思った。速度vの「助けてくれ」と速度-vの「助けてくれ」が衝突した場合、火花が散って熱エネルギーに変換された結果、互いの「助けてくれ」が減速する。これすなわち「運動量保存の法則」という、高校物理の問題なんですよね。言ってることわかります?私はわかりません。

誰かにわかってほしいと思う一方で、誰にもこの気持ちがわかってたまるか!とも思っている。私もロマ詐欺さんも。だからわからなくて良いんです。

 

北海道に行くことをカツヤ(id:the-life-of-watashi)さんにもお話されていたとのことで、カツヤさんの『MY STORY WITH DIVA』買って読みましたよ!という話題に。愛内里菜さんのその後の活動を私は知らなかったし、倉木麻衣さんに対する眼差しは「愛」でしかない…デザインもとっても素敵なZINEなのです。

水っぽい星さんとmuda(id:muda-muda)さんがミワ(id:miwa19940524)さんの住む長野へ遊びに行ったらしいということをグギギ…と歯を食いしばって羨んだりもした。私がmudaさんの純朴さを「一点の曇りもなき眼(まなこ)」と表現したところ、ロマ詐欺さんが「一点の曇りもなき眼……?」と首をかしげていて面白かった。たしかにmudaさんが誠実な人であるということは間違いないが、一点の曇りもなき眼…というわけではなかった。

2軒目のバーにいたミーム

 

2軒目のバーではちょっとした奇跡が起きた。私がトイレに行っている間に、カウンターで飲んでいた女性とロマ詐欺さんが「渡辺あやの脚本はすごい」という話題で盛り上がっていた。その前にロマ詐欺さんが『カーネーション』の中村優子の演技について熱弁を振るっていたのが女性の耳に入ったようで、私が席に戻ったときにはちょうど『ワンダーウォール』の話をされていた。『エルピス』の鈴木亮平さんがすごいと言ったら、その女性が「ね、ほんともう色気が…」と言ったあと即座に口を手で覆って「色気が、とか言っちゃいけないな」と訂正されていたのが印象的だった。その一瞬だけで、この方が瞬時に多方面への配慮ができる人だということがわかって、自分の軽率な発言を恥ずかしく思った。

もっといろんなことを話したと思うけど覚えてないな…川村エミコwithラチエンブラザーズの『優しさモンスター』の話や『恋とか夢とかてんてんてん』の話もしたかったけど忘れてた。これくらいの感じでたぶんちょうどいいよね(ママママカロニ)。近くに友達もいないし仕事もつまらんし人生良いこと一つもないな…って思ってばかりの毎日だけど、今日みたいな楽しい夜があるからもうちょっと頑張ってみようと思える。お互い元気でまた会いましょうね。


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見た映画とか

『悪は存在しない』監督:濱口竜介

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心当たりは?

―あり過ぎる

面白かった……私は会話劇過ぎる会話劇があまり得意じゃないんだけど、この作品のぼそぼそとしたコミュニケーションは自然と入ってきやすかった。丘わさびを食べたうどん屋の店主の感想が「おお…すごい……」だったのに、東京から来た人間に対して「それって味じゃないですよね」と言ってしまうちぐはぐさ。手を心臓より高い位置に上げて止血するのも「水は低い所へ流れる」という構造のひとつなのかなと思った。学童の先生をあえてクローズアップしないところが巧妙だな〜とか。それにしてもラスト……

 

『ありふれた教室』監督:イルケル・チャタク

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ある中学校で起きた盗難事件をめぐるサスペンス。変な学校〜って思って見てたけど、不寛容(ゼロ・トレランス)方式という教育方針があることをはじめて知った。

 

聞いてた音楽とか

 

『Walk on Music』Dolphin Hyspace

 
 
 
 
 
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LAを拠点に活躍するエレクトロ・ジャズ・デュオ。ゲームミュージック感もあり、この『Walk on Music』はFFのチョコボのテーマ曲っぽさがある。謎の中毒性がありレコードプレーヤー持ってないのにレコード買っちゃった。

 

 

5月も地道なジム通いにより体重が少しずつ落ちている。ただご覧の通り明らかに食べ過ぎている。ここからは食事も気をつけて身体を薄く薄く延ばしていきたい。

6月頭に納車予定だった車はまだ届いていない。無の空間に駐車場代を払い続けている。