ねているときいがいねむい

ねているとき いがい ねむい

人には人の乳酸菌

第6回 一般女性1万字インタビュー

前回から2年以上の時を経ての一般人1万字インタビュー。初の東北開催となる今回のゲストは、今年の3月末に仕事を退職し、現在求職中のNさん。はてなブログを通して知り合ったNさんとお会いするのは今回が2回目です。「趣味は喫茶店」と話すNさんのセレクトで、外観も内装もメニューも店員さんの雰囲気も、全てがパーフェクトな喫茶店で早速お話を伺っていきます。

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最近流行りの純喫茶風カフェとは一線を画す "本物" の貫禄…

 

注文したのはアルペン物語とレモンシュプール

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Q:アルペンって山だから緑なんですかね?

N:(店員さんに)すみません、これってなんでアルペンって言うんですか?

店:1993年だったかな?雫石でアルペンスキーの大会があって、それに関したメニューを出そうということで、この2本はストックに見立てています。

NQ::

Q:甘い物を我慢したりはしないですか?

N:しないです。全く。常に痩せてはいたいから万年ダイエッターです。2つあったときにカロリー低い方食べるか…くらいのことはするけど我慢はしない。

Q:30代になって身体の変化はありましたか?

N:体重は落ちなくなりますね。でも今年に入って3kg落としたんです。睡眠と、あとは例えばカツ丼は3日に1回にするとか。そんなに毎日食べるわけではないけど、何食べても良い日を何日かに1回設定して、それ以外は気持ち抑えています。

Q:体重計は毎日乗りますか?

N:痩せてそうだなってときは乗る。痩せた日しか記録をつけないです。だから基本的に記録は右肩下がり。

Q:記録をつけるのは好きですか?

N:あまり好きじゃないです。自分を振り返るのが得意ではなくて、客観視できない。

Q:誰にも見せない日記をつけたりもしない?

N:しないです。それっぽいのだと最近バレットジャーナルというノートのつけ方を覚えて、ここ1〜2ヶ月実践している。

Q:なんかお洒落なやつですよね。

N:インスタとかで流行っているのはそうだけど、そもそも整理することが目的だから最低限の注意事項を書くだけで良くて、お洒落にしたかったらしても良いけど大事なのはそこじゃない。

Q:バレットジャーナルをつけるようになって良かったことは?

N:今日することを朝書き出して、夜チェックするから1日のスケジュールがわかりやすくなった。読みたい本を書き出してチェックしたりすると、ちょっとしたストレス軽減に繋がる。「何かしなきゃなんないけど何して良いかわからない」が減ったかも。

Q:記録の話からブログの話に移るのですが、「0のつく日に更新」という方針になったのは最近ですか?

N:4月から。10日に1回くらいがちょうどいいペースかなと思って。

Q:ブログのネタに困ることはないですか?

N:毎回ほぼ困ってます。どういう方向性にすれば良いのかとか。

Q:Nさんのブログを読んでいて、2年前くらいは内省的なものが多かったと思うんですけど、最近はもう少し日常的なことを書いているイメージがあるのですが…

N:あまり人の心に響かないことを書きたいというか…別に自分がすごいこと書けるとかではなくて、他の人が深く考えているのとかを読むと「すごいな」とは思うけど、自分はそこまで深く考えていないな…ってちょっと落ち込む。そういうのじゃなくて、もっとお気楽に生きてますけどねっていう。単純に、内省的なことってそんなに考え方が変わらないから、2年前あたりに書きたいことを書いてしまっていて、多分今書いても同じような内容にしかならない気がする。それなら書かなくても良いなって。

Q:書きたいことも考え方もそんなに変わってない?

N:そうですね。昔のブログを読み返したりしないので、何考えてたのか覚えてないです…笑

Q:Nさんが『りっすん』に寄稿された記事がトップページの人気記事にピックアップされていましたが、書いてから心境の変化はありましたか?

N:書いた後にブックマークのコメントを読むと「私もおなじだ」みたいな感想が結構多くて、私はそれが衝撃で…。これは私だけの気持ちじゃなかったの?って、ちょっとショックでした。自分だけがつらいと思っていたら案外そうでもなかった。それが最初は嫌だったけど、よく考えたらまあでも皆似たようなもんか、と思えるようになった。それを「自分だけの感情」って思っちゃうのは、自分はまだ子供だったのかな…という変化はあった。

Q:最近だと退職エントリが結構あっさりしてたのが衝撃だったのですが…

N:私はあれ結構頑張って書いたつもりだったんだけど…

Q:いや、予兆がなかったからびっくりしたし面白かったんです。

N:別に私が辞めたこと誰も興味ないでしょ、みたいな。

Q:辞めよう辞めようと思ってて辞めたというよりタイミング的に何かあったんですか?

N:辞めたいのはずっと思ってて、でも正直どうしようかなぁという状態だったけど、ちょうど上司と二人きりで「すみません、今よろしいですか?」と言いやすい雰囲気があって。

Q:朝から今日は言おうと決めていたわけではなく?

N:そうですね。そのときに。

Q:辞めた原因は人間関係ですか?

N:めちゃくちゃ嫌な先輩がいて、先輩だからその人が上司になるって可能性もある…人事なんてこっちで決められることじゃないから、その人の部下になる可能性だって万が一の場合ある。それが嫌だなと思った。

Q:そうならない可能性もありますよね?

N:だけど私はそうなったら嫌だと思った。それくらいその人と同じ空間にいるのが嫌だった。ただそれは例え話で、その人のせいで辞めたとかではない。じゃあ自分はどういう人間になりたいんだろうと考えたときに、仕事をしていてこういう人間が正解だとしたら私は嫌だと思った。

Q:次の異動まで耐えれば解消されるけど、今嫌だった?

N:今嫌だっていうのはちょっと違う気がする…うまく言えないんですけど。もしかしたらそれはただの後づけ理由なのかもしれない。なぜ辞めたかと聞かれると一応健康上の理由とはしているけど…行き詰まってたのかもしれない。この組織でどういう人間になることを目指せば良いのかとか、何か目標がないと頑張れないタイプなんだと思う。

Q:辞める前は上司や友達に相談しましたか?

N:2〜3年前に行き詰まったときに信頼できる上司に相談したことはあったけど、返ってくる言葉が「辞めてどうするの?」だった。次の仕事とか生き方とか、辞めてやりたいことがないんだったら続けろってことだったと思うんです。今辞めたいと思っていて、ただ次のことまで考えて生きてられるか!って、何て言えば良いんだろう…人に相談して答えが見つかるわけではなくて、「次はどうするの?」って問いで返ってくるので、結局自分で考えるしかないなって。

Q:あまり人に話を聞いてほしいという感じではない?

N:当時は「大変だね」って言ってほしかった気がするけど、今はそうではなくて、自分のことは自分で決める以外、手はないよねってところに一つ到達した気はする。

Q:辞めることにマイナスの感情はなかったですか?

N:辞めることが嬉しかったです。開放感といったらあれですけど、母親は「まあ頑固だしね〜」みたいな反応で、父親のことは自分の中で重要視していないし…、どちらかというとまだ仕事が決まっていないことが心苦しい。

Q:周りからどう思われるかは辞める前も辞めた後も気にしてない?

N:コロナでそんなに人と会うことがなくなって、そういう意味では逃げ切れた感はある。

Q:あまり聞かれたくない質問かもしれませんが、いつまでに次を決めたいという設計はありますか?

N:夏までに。今は履歴書を書いて送ったり転職活動をしていて、抑うつとかADHDの関係でハローワーク障がい者関連の方に相談をしていて、だからどうとか限定されるわけではないんだけど、こういう特性がありますという上で話を聞いてもらっている。

Q:大学時代専攻していた美術系を仕事に活かそうという考えは?

N:正直今そっちに興味があまりない。そもそもそういう仕事は地元にはないので。就職した最初の頃は自己表現したい!みたいな感じだったんですけど、途中でそれはブログでできるから良いかな…って。

Q:ブログを本やZINEにして出したい願望はありますか?

N:本をつくってみたい気持ちはあって、何にも決まってないけど作ってみたいよねって話は友人としている。一人だとちょっと心細いから誰かとやりたいな。

Q:今の生活費はどうしていますか?

N:とりあえず半年ちょいは生きていける見込みはあったので、手持ちの財産を切り崩しながら生活している。家賃がちょっと高いのでそれが一番の負担。

Q:次の仕事に求める一番の条件は何ですか?

N:転居を伴う異動がないこと。落ち着きたい。引っ越し自体は苦ではないけどスパンが短いのと見通しがつかないので、例えばここに5年いるよっていうのがわかっていたら良いけど3年後に動くかもしれないし動かないかもしれないというのはストレスですね。

 

衣・食・住

Q:服にこだわりはありますか?

N:ブランドにこだわりはないけど、似たような服ばかり着たい。冬はタートルネックばかり着てるとか。夏はちょっとまだ決まってないんですけど、でもボタンのシャツとかをずっと着てたい。コーディネートを考えるのが得意ではないので、同じ服ばっか着てたい。

Q:自炊はしますか?

N:毎日します。その日の食べたいものをつくる。近所のスーパーのお魚コーナーにちゃんとした魚屋さんが入っているので新鮮な魚が手に入る。自炊は大学生の頃からしていて、ただ別に大したものじゃなく値段的にも自分が食べれるものを作る感じです。

Q:外食はしないですか?

N:外ではそんなに食べないです。カフェや喫茶店に行くのは毎週とまではいかないけど、月に1回くらいはそういう日をつくりたい。大体ぼーっとしてます。コーヒーと焼き菓子の組み合わせが好き。

Q:家の間取りは?

N:1K/10畳/風呂トイレ別。学生時代は一緒だったけど、やっぱり一回住むと別が良い。

 

ざっくりカルチャー関連

Q:初対面の人から好きな映画や音楽を聞かれたときは何と答えますか?

N:正直ないんですよね。映画とか音楽にそんなに思い入れがないから、好きなものを語れる人は羨ましい。けど前会ったときにUNISON SQUARE GARDENにハマってるって言ったじゃないですか…引き続きずっとハマってます。ファンクラブに入って、今度ライブに行く予定。あまり自分は言葉遊びをするタイプではないのでああいう何言ってるのかわかんない系の歌詞が好き。

Q:ライブは一人で行きますか?

N:一人で、というかライブ自体はじめて行きます。みんな手振ったりジャンプしたりするの怖っ…とか、私は座って聞きたいけど多分みんな立つから立たなきゃいけないんだろうな…とかはあるけど、人生一回くらいは行ってみたいなと。

Q:全席指定だったら着席かもしれないですね

N:お!でも周りが立ったら立つんだろうな…いいよみんな座ろうよ、座ってさ、目瞑って聞けばいいじゃん。

Q:好きな作家はいますか?

N:向田邦子。もともと脚本家の方で、小説で直木賞とったりもしていて…けどエッセイが好きかな。本は月に何冊かは読んでいる。新しい本を読むこともあるけど持っている本をもう1回読み返すこともあるので、読んだ種類としてはそんなに多くない。

 

恋愛について

Q:恋愛関係について聞いても大丈夫ですか?

N:恋愛関係、聞かれても何も答えることがないです。

Q:今まではどうでしたか?

N:正直ないです。

Q:それはオープンにしていますか?

N:してないです。人に聞かれたときは「最近あんまりですね…」とかで誤魔化す感じで。それはコンプレックスな気もするし、仕方ない気もするし、多分自分と他の人で感じ方が違うんだろうなって気もするし…

Q:今後自分の中に恋愛をする可能性はありますか?

N:ある。恋人が欲しいっていうよりは、そういう関係って他の人間関係とはまた別じゃないですか。そういう意味で興味があるというか。友人とか家族とは違う親しい関係ってどういう関係なんだろうなっていう…なんだろうね、感情性のないロボットみたいなことばっかり言ってるけど…笑

Q:一人暮らしをしていて寂しさを感じることはないですか?

N:寂しいと思うこともあるけど、だからと言ってどうしようもないので、単純に仕方ないよねって。

Q:マッチングアプリをしようとかはありますか?

N:そこまで積極的にはなってない。マッチングアプリを否定する気はないけれど、はじめて知らない人と出会うのがあまり得意ではないので…ただやったことがないからよくわかってないだけかもしれない。

Q:今まで好きになった人はいますか?

N:好きになった人はいた…けど、中学とか高校で止まってます。大学はほぼ周りに女性しかいなかったし、社会人になってからは超高齢化で平均年齢50歳とかだったので。

Q:友達や同年代が結婚・出産することに対してどういう感情を持っていますか?

N:なんだろう、なんか、すごいな〜。結婚とか子供産むとか、すごい。例えば私が女性側の友人だとして、相手の男性のことを私は別に好きだったわけではないから、その人と友人が結婚したところで自分の人間関係の外で起こっていることだから何の感情も抱かない。そういう感情が起こるとしたら嫉妬だとか焦りだとは思うけど、自分とは関係ないところで起きた出来事に対しては何も思わない。

Q:SNSで繋がっている友達はいますか?

N:いないです。Twitterも架空の存在でやってます。もともと情報を見れれば良くて、自分のことは別に発信しなくても良いっていうスタンスです。インスタも自分では投稿しないです。電話番号打つと昔の知り合いが出てきたりして怖い。

Q:「はじめての人と出会うのは得意じゃない」とおっしゃってましたが、私にコンタクトをとってくださった理由は何ですか?

N:なんか面白そうだなと。全然知らない人との初対面は苦手だけど、例えばブログを読んだりして事前に自分なりのイメージが持てれば…というのもあるし、たまにそういう思いつきで行動することもあったりする

 

身体の悩みと健康

Q:ADHDの診断は自分で受けようと思って受けたんですか?

N:意識をしていたわけではなくて、病院に通って「職場でこういうことで困っていて」という世間話をしていたら、先生が「そういう可能性もあるからね」とおっしゃって。本当はもっと本格的な診断があるそうなんですが、無理して受けなくても…というか、わかったところで何が変わるわけでもない。0〜100の段階があるとして、症状的に10だとしても実際困っていることがあれば対処しなければならないし、逆に90だとしても本人が困ってなければ良い気がする。自分の場合はどの程度なのかはわからないけど、ちょっと困ってることがあるから対策した方が良いよねってことで、グループワークに参加して話を聞いたりしている。

Q:医師にそう言われたことで安心しましたか?

N:少し前から自分はそうじゃなくても自分の困りごとに対するヒントがあるんじゃないかと思って関連する本は読んでいたので、安心はしなかったけど、だからと言ってショックも受けなかった。なるほどね…みたいな。

Q:感情の波が少ないというか、あまり動じない方ですか?

N:そうですね。実際はすごい感動とかしているのかもしれないけど、それが出てこないのかもしれない。

Q:健康のために何か運動はしていますか?

N:一時期パーソナルトレーニングを受けていたことがあって、身体動かすのが上手だねって褒めてもらえて、へへって感じでした。身体を引き締めたいというのがあったんですけど、自分が反り腰だとわかってからは目的が反り腰改善に変わりました。意識するようになって多少は楽になった気がする。

Q:他に身体に関する悩みはないですか?

N:ピロリ菌を除去したいです。

Q:それをするとどうなるんですか?

N:胃腸の調子が良くなる。ご飯食べた後すぐに胃腸の調子が悪くなるという話を友人にしたら「ピロリ菌かもよ」と言われて、うちの父親がピロリ菌いたので、多分私もいる気がするんです。

Q:睡眠に関して悩みはないですか?

N:すぐ眠れる。朝起きたとき眠いとかもそんなにない。睡眠時間は7〜8時間とりたい。6時間睡眠が一週間続くと後半しんどくなる。

Q:夢は見ますか?

N:今日見ましたよ。ハワイにいる夢で、みんな日本語喋ってて、あ〜ハワイって本当にみんな日本語喋るんだな〜って思った。青い空、白い砂浜みたいな場所ではなく地下のアーケードみたいなところにぎゅうぎゅうに人がいて、ハワイにもこういうところあるんだな〜、ていうかハワイじゃないよな〜って。

Q:夢の中での思考は結構はっきりしているんですね。

N:今日は割と夢の中と起きたときの思考が、自分の自覚としてはそんなに離れていなかった。

Q:考え事をするときは脳内でどういう思考回路が起きていますか?

N:一人でずっと頭の中で喋ってます。「どうする?」「どうしようね?」みたいな。脳内で多数決をとったり戦いが起きるというよりは、声の大きさによって決まる感じです。逆にその辺どうですか?

Q:私は結構、第三者が出てきます。クソリプを飛ばしてくる人とか正論しか言わない人が現れて、うるせ〜ってなります。

N:(GAMEBOYZ)さんのブログって話が飛ぶ…じゃないけど、突然関係ない話を挟んでまた戻ったりするのがすごい頭の中っぽくていいなというか…

Q:嬉しい…けど自分も軽度ADHDの気がしていて、思考が飛ぶのもその傾向が出ちゃってるんだろうなとは思います。

N:私は頭の中の言葉を書いていると言いつつ、整理しちゃうんですよね。要らない言葉を削っちゃうというか捨て癖があるので。

Q:これ要らないなとは思うけど書くっていうことはあまりないですか?

N:手癖で任せて書いてたらそれはない。書こう!って思わないとないかな。だからああいうふうに突然関係ない話題が入ってきてまた話が戻る書き方ができる人が羨ましい。これ頭の中っぽいな…って。褒め言葉として伝わってるかはわかんないんですけど、個人的にはそういう思考回路はよくわかるので見ていて楽しい。

Q:さっきお店の人にアルペン物語の由来を聞いたりだとか、そういうのは一人のときもよくしますか?

N:しますね。年齢が上がって図々しくなったのもあると思うんですけど、例えばコーヒー豆買うときも「これって何ですか?」「こういうのが好きなんですけど」とかは結構言えるようになった。

Q:そういうコミュニケーションは初対面の人とでも苦ではない?

N:それとこれとは話が別というか、それは目的を持ってこの情報が欲しいとわかっているのでやりやすい。初対面だと探り探りになってしまうので神経を使う。自分がそんなに空気を読むタイプではないので、言葉の意味をすごい考えてしまうというか、考えないと会話についていけない。「初対面が得意じゃない」っていうのはすごい疲れるな…とか頭を使うから苦手、という意味合いが含まれていると思う。

Q:大人数と少人数はどちらが得意ですか?

N:少人数。大人数が苦手なのは曖昧なのが苦手だから。少人数だと自分の役割がわかるけど、大人数だと今何してる時間なんだろう…って、何して良いかわからない。とりあえず話は聞いてるけど、それは自分に向けられた言葉ではないからあまり話が入ってこない。

Q:飲み会の幹事とかも得意ではない?

N:幹事は得意というか好きだったかな。自分がすることや立ち回りが決まっていれば良い。なんとなく参加するとか、ぽやんとしたものが苦手。

 

Q:最後に何か言っておきたいことがあれば…

N:これ楽しいですか?っていう…笑

Q:大体みんなそれ言うんですよね。

N:あと、もっと事前に送った経歴を基にした質問がくるのかと思ったら全然関係ないところから質問がくるんだなって。

Q:喋ってみてどうでしたか?

N:思ったほど疲れなかったです。ただただこれ聞いてどうするんだろうなっていう…笑

Q:どうするでもないのがこの企画の趣旨なので、読んだ人にそういう人もいるんだなって程度に捉えてもらえれば…

N:言い方あれですけど、誰かが楽しみに待ってるとかではなくて、ただやるっていうのがこの記事の醍醐味というか、それが良い、みたいな感じですよね?

Q:ありがとうございます!笑

N:聞かれてる本人はよくわかってないけど、聞いてる人が楽しそうにやってるな〜っていう。

Q:wwwww…それはありますね。

N:ブログとか書いてるからか自分のことを喋るのはそんなに苦痛じゃなかったです。

Q:ブログだと出したい自分を出せるけど、インタビューだと答えに困るとか、そういった違いはなかったですか?

N:勿論言いたくないことはブログに書かないけど、できるだけ不公平にならないように、良い印象だけを与えないようにはしている。そう考えると「ブログで出している自分」は割と「自分」なのかもしれない

fin.

 

最後にはてなブロガーらしい真理に近づいたところで1万字インタビューは終了した。

 

以下プロフィールと感想は本人による原文まま掲載

【プロフィール】

1988年生まれおひつじ座B型。父・母・兄弟の四人家族で、現在は一人暮らし。頑固で(たまに)負けず嫌いな性格、好きなものは喫茶店・散歩・布団の中、体調はおおむね良好。ブルベ冬・骨格ナチュラル(プロ診断)。

小学校時代
火事になると3分で全焼する校舎に通う。好きな教科は学活・ゆとり・道徳(勉強じゃないから)、ミニバスケ部と水泳部に所属、たびたび学級委員をつとめる。

中学・高校時代
市立中学校から県立高校へ進学。どちらかに祠?があり、その存在を無碍にしたせいで学校全体が呪われる。ほぼ出番がないという理由で選挙管理員会に所属、部活は美術部。

大学時代
関東のとある教育学部美術科卒業だが先生になる気はなかったし、実際なっていない。大学の先生からは「大器晩成型」だと言われた。最終学歴は大学院、むりやり論文を出して修了。

社会人時代
大学の専攻と関係があるようなないようなところで事務職に就く。この人が上司になるのは耐えられないと思える先輩に出会い退職を決意、現在無職。

 

【感想】

まずはお疲れさまでした、案内したお店も喜んでもらえてよかったです。
この宇宙でただ一人、インタビューされた側としてこの記事を読めることがとても嬉しいですし、ブログ記事ができる過程?に立ち会えたのも楽しかったです。一人がしゃべって一人はずっとペンを走らせている二人組、私だったら聞き耳を立てるところですが、周囲にはどう映っていたのでしょうか。そういう意味でも貴重な経験でした。
日記とかお気持ち表明とか購入品紹介とかいかがでしたかとか、いろいろなブログがありますが、どんなものでも、書いている人(だけ)が楽しいというのが大正義だと個人的には思います。そういう記事が書けるから、私はGAMEBOYZさんの文章が好きなのかな〜……と雑に褒めて終わります!ありがとうございました!!

 

【編集後記】

編集後記!久しぶり過ぎてどうしよう。率直に言ってすご〜く楽しかったです。普段職場以外の人と話す機会がほとんどないから、というのもあるけれど、Nさんの思考の、表層よりもちょっとだけ深いところを垣間見れたような気がして嬉しかったのです。

あとこれは私の悪い癖で「それは〜〜だから〜〜ですか?」と誘導尋問的な問いを投げてしまうことあったのですが、Nさんは「それはちょっと違って…」と一度噛み砕いてから言葉にする場面が度々あったのが印象的でした。

学生時代の話もいろいろ聞いたのに削ってしまってすみません。まさかの全削除。詳しくはNさんによるプロフィール文をご参照ください。ブログに関する話と脳内会議や思考回路の話が個人的にとても面白かったのでそちらにスポットを当てました。

最初はお遊びで始めた1万字インタビューが、回を重ねるごとに人の人生…みたいな仰々しさを纏っていくことに一種の煩わしさを感じていたところだったので、Nさんに「"ただやる"ことが醍醐味だ」とあっさり蹴散らしていただいて心が軽くなりました。勝手にプレッシャーを感じて勝手に楽になったところで1万字インタビューの編集後記とさせていただきます。

 

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