ねているときいがいねむい

ねているとき いがい ねむい

人には人の乳酸菌

2024年6月のこと

あっという間に過ぎた6月。毎年6月っていつの間にか終わってる気がする。

仕事、忙しかったというより月のほとんどが現場作業だったので体力的に疲れた。日焼けしやすい体質なので長袖長ズボンの作業着に日焼け止めを塗ってUVカットのサングラスをかける。それでもやっぱり焼けたけど、何もしないよりはマシ。その程度。日焼け対策っていつもこう。絶対焼けない日焼け止めvs絶対焼ける体質のほこたて。

普段は裸眼で生活してるので、うっすら色のついた偏光レンズのサングラスをかけると気分が上がる。一日の作業を終えて、車の窓に写った自分の顔があまりにもThe・オタクの風貌でびっくりした。こんなにもオタクのコスプレになることってある?ってくらい芋。というか桐島聡。普段から眼鏡の人のポテンシャルってすごいんですね。

 

6月といえば私の誕生日!ということで35歳になりました。ヤバ。いや、ヤバいとか言ってる場合ではないのだけれど、さすがにちょっとずっしりきますね。なんかずっと人生が停滞している。いつまでも地に足つかない生活送ってんな〜とは思うけど、裏を返せば悠々自適な暮らしともいえる。本当か?

この日も一日現場作業で疲れていたので、ケーキ屋でいちごのショートを買って、バーガーキングでワッパーJr.のセットをテイクアウトした。

家族や友達からLINEギフトやプレゼントをいただいて、愛。私が自己肯定感を保っていられるのって本当に家族と友達のおかげなんだよな。心から、いつもありがとうございます。

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誕生日の前日に財布とおにぎりを落とした。日曜の昼下がり、歩いてコープに買い物に行ってユニクロUのドローストリングショルダーバッグに食材をぱんぱんに詰めて、途中セコマで塩さばのおにぎりを購入し(袋は要らないですと断った)、とぼとぼ歩いて帰った。帰宅後荷物を下ろして適当に料理して、さあ食べようと思ったらおにぎりがない。カバンの中も机の中も探したけれど見つからないのに(井上陽水『夢の中へ』)冷蔵庫の中もゴミ箱の中も探したけれど見つからないのに…

不思議なこともあるんだな〜と諦めて、おにぎり不在のまま食事を始めたところ、知らない番号からの着信で「警察署で財布とおにぎりを預かっているのですが、落とされてないですか?」と電話があった。(おにぎり!と財布…?)あっ、財布…ないです…ということで署まで取りに向かう。

警官からまずは落とした財布の特徴を聞かれたので「コムデギャルソンの、青い、二つ折りの財布です」と答えると財布が返ってきた。中身も抜かれていなかった。助かった〜。続いてパッケージを伏せた状態で「おにぎりは何味でしたか?」と聞かれたので「塩さばです」と答えると、警官の手によって覆われたパッケージがオープンになり、塩さばのおにぎりが現れた。これです、私が落としたのはこの塩さばのおにぎりです!あなたはとても正直な人ですね、ご褒美に金のおにぎりと銀のおにぎりをあげましょう…とはならなかったが、塩さばのおにぎりは無事返ってきた。さすがに処分しましたが、見つかって良かった〜。拾ってくれた親切な人に何かいいことがありますように。

 

 

6月の一大イベントといえば、地元の幼馴染が遊びに来てくれました。観光地らしい観光地めぐったりして楽しかったな〜。観光地って近くに住んでると意外と行かないからね。一人でナイトクルーズ乗ってもつまらんしな…。ジンギスカンスープカレー、寿司やソフトクリームにビールも飲んで北のグルメを満喫した。以前はスープカレーってただの薄いカレーじゃん…って思ってたけど、あれはカレーじゃなくて薬膳スープだと思って飲むと概念が変わる。野菜やチキンがたくさん入ったヘルシーでスパイシーな薬膳スープ。それがスープカレー

人の家に泊まるのは苦手な(というかまず滅多にしない)んだけど、友達が家に泊まりにくるのは全然ウェルカムです。こういうときじゃないと部屋の掃除にも気合が入らない。早寝早起きの友達に合わせて私も2日間は早寝早起きで過ごした。朝市にシマホッケ定食を食べに行ったりと、とても有意義な朝の時間だった。友達が2泊とも夜中ほぼ目覚めず熟睡できたと聞いて嬉しくなる。いつだって私は快適な宿を提供したいので…。

幼稚園からの友達だから互いの親とか兄弟とか従兄弟の話題も自然に出てくるのだけれど、その中で友達が「母親の、孫のあやし方がaikoみたい」と言っていたのが面白かった。孫(友達にとっては姪)をあやすときに友達の母親が歌うオリジナルソングの曲調が、な〜んか気持ち悪いというか予想がつかない方向へ推移するらしく、確かにaikoの曲ってそうだよね…って納得できてしまったのが可笑しかった。

 

ビール工場見学の復刻札幌製麦酒と現代の黒ラベル

 

寿司


一つ残念だったのは友達が来るまでに車の納車が間に合わなかったことだ。はじめに聞いてた納車日より1ヶ月近く遅れている。販売業者に代車を借りれないか問い合わせたら、その日は対応不可なのでレンタカーを借りてくださいと言われてしまった。レンタカー代は払ってもらえるかと思いきや、そこは自己負担らしい。契約書を読むと「納車が遅れた場合、乙は納車の遅れにより甲が被った損害について責任を負わない」と書いてある。頼むよ乙。甲は朕であるぞ?

結局一日だけレンタカーを借りて遠出した。自分の車に友達を乗せてドライブしたかったし、友達にも運転してもらいたかったな。納車されたらまた遊びにきてね。(契約書よく読み返したら乙の瑕疵による納車の遅れは甲が異議申し立てできるっぽい…)

 

祝日さんのZINEに付属されていた「祝日ブレンド」を平日にいただく

 

ドラマ『アンメット』、最終回の前の週に録画分を一気に見て追いついた。杉咲花さん、若葉竜也さん、岡山天音さんの名演はもちろんのこと、出演者全員が「演技している」のではなく、そこに生きた人間として存在していて素晴らしかった。5話で千葉雄大さんが感情が昂って言葉に詰まってしまう場面がそのまま放送されたのすご過ぎない…?止めずに続けた役者の方々も、それを採用した現場スタッフも大英断。人はいなくなっても記憶の中に生き続けること、記憶すらなくなってしまったとしても心は覚えているということ。全話涙して心に刺さるドラマでした。

 

 

見た映画とか

『MISSING』監督:吉田恵輔
f:id:GAMEBOYZ:20240630222138j:image石原さとみが7年前から吉田監督に出演を直談判してタッグが実現した本作。ずっと苦しくてやりきれない。

主人公の沙織里が地方局のインタビューに答えるシーンで、とある有名な曲のワンフレーズとまったく同じフレーズを(本人は無自覚で)放ってしまう場面があって、そこの描き方がめちゃくちゃリアルだった。観客はそれまでたしかに沙織里の気持ちに寄り添って没入して見てたはずなのに、私もそこで「あ、あの曲だ…」とメタの視点にふっと浮上してしまった。結局あなたも他人事なんですよっていう、その一瞬をグッと取り押さえられた気がして、これこそが吉田監督…と思った。

 

『CHALLENGERS』監督:ルカ・グァダニーノ

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ゼンデイヤ〜〜〜何じゃこのテニス映画!!テニス映画???めちゃくちゃ面白かった。

これは絶対何かあるだろうな…と思ってた伏線を鮮やか且つドラマチックに回収する手際の良さ。ラスト、最高すぎて笑っちゃった。テニスのルールってオーバーネットとかないの???

 

聞いてた音楽とか

『レジ』神門

スーパーでのレジ待ちでの一幕を歌った曲。オチ普通に笑っちゃったんだけど、日常の中の緊張感を捉えたユーモラスなリリック。

 

『LIKE THAT』BABYMONSTER


遅ればせながらBABYMONSTER、ライブパフォーマンスがとにかくパワフル。ラップも歌唱もめちゃくちゃ声出ててかっけぇ〜。

 

 

7月の楽しみは西野カナさんの新曲が発表されること。本日の最高気温は21℃。長袖でも比較的過ごしやすい天気です。今年の夏は「絶対最高の夏にしような!」とは言いません。各自無理せず快適な夏をお過ごしください。