ねているときいがいねむい

ねているとき いがい ねむい

人には人の乳酸菌

2022年7月のこと

夏本番はまだこれからだというのに、7月の日差しで既に肌が焦げた。パーソナルカラーはブラベ夏。似合う色は金か銀。ギラギラのラメやネオンカラーで周囲に差をつけよう。

 

7月は仕事で一週間ほど秋田にいた。その頃秋田はまだ梅雨明けしてなくて、小雨が降りしきる中、野外で作業をしていたらモバイルディスプレイが秒で死んだ。こんなにすぐダメになる?と思ってバラしてみるとカバーのすぐ下に基盤があって水がしみていたので、これはもう無理だ…と諦め代替品を求めてメガドンキへ向かう。平日のドンキの客層に、いかにもな人しかいませんね…と後輩が呟いたが、ハイエースで乗りつけて作業服でうろつく我々もなかなかいかにもな客だろう。情熱価格でディスプレイを購入し、とりあえずその場は事なきを得る。今回の失敗で学んだこと:屋根まじ大事。本当に。屋根があったら日焼けしないしディスプレイだって守れたはずだ。

 

周囲をぐるりと水路で囲まれ「陸の孤島」と呼ばれる干拓地、大潟村を車で走る。土地利用の大半が農地であり、役場などの施設は村の一画にぎゅっと集約されている。信号も電柱もなく両脇を木々に覆われた道を運転する爽快感。2022夏のハイライト。曲がっても曲がっても同じ風景が繰り返される地獄のくの字カーブの連続に、その現象の既視感を先輩が「さっきから同じ場所をループしてない?」と表現したが、思えばこの出張中「眼科で見る気球の絵のような一本道」だとか「マインクラフトでつくった船」だとか「TRICKみたいな村」というような、何かを何かで例えるブームが我々の中だけで起きていた。

 

仕事を終えてホテルに戻り、少し休憩したら夜ご飯を食べに行こうということで、一旦部屋でシャワーを浴びて着替えてからロビーに集合する。「タフ」とプリントされたTシャツでエレベーターを下りたら、ドアが開いたところに立っていた後輩に「タフ」と音読された。そうであるが?の意で「タフ」と答えた。

 

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画像借用元:漫画イラストレーター神保賢志さん(@jim_satoshi / Twitter)作画のタフボーイ

 

夕食後、体力的に全然元気だったので今から10km走れと言われても余裕で走れると謎のタフマウントをとったところ、後輩がここからコンビニまで競走だと言いフライングダッシュで走り出したので、駐車場を斜めにショートカットして巻き返しを図る。ゴール直前で負けん気を発揮してしまい、後輩のTシャツの襟首を後ろにぐいっと引っ張りながらファミマへ入店。33歳の夏やでしかし。


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コンテナテトリス

 

7月はマイメンことちえちえと2年ぶりの再会を果たしました。ず〜っと喋っててず〜っと楽しかったね。何が面白かったとかは全てうちらの中で完結してるので、改めてこの場で書くことがない。
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観光客しか食べない仙台名物

 

そうこうしているうちに新型コロナウイルスに感染した。社会人になって10年間、体調不良で休んだことが一度もない健康優良児だったので、陽性とわかったときはまさか自分が…と思ったが、何やっててもかかるときはかかるので仕方ない。前々日まで出張で一緒だった同僚にうつしていないかだけ心配だったけど、幸い自分の単独感染で済んだので良かった。本当に。症状としては38.5度まで発熱したのと、咳、喉の痛み、倦怠感。味覚と臭覚は正常だった。外に出れないのでネットスーパーでゼリーや飲み物を大量に仕入れた。冷たいおこわが食べたかったけど冷たいおこわが手に入らず、豆大福を冷やして食べた。

10日間の療養を経て職場に復帰すると、デスクの上に御守りの袋が置いてあった。部長と課長が神社にのぼって買ってきてくれたらしい。優しい〜。てか仲良し〜。療養中はほぼ寝てたから特に気分が落ち込んだりはしなかったけど、元気になって改めて職場の人たちの優しさがありがたかった。熱が出たりすると気付くんだ…BUMP OF CHICKENの『supernova』が身に沁みる。

 

見た映画とか

『神は見返りを求める』監督:吉田圭輔

イベント会社勤務の田母神(ムロツヨシ)は、合コンでYouTuber・ゆりちゃん(岸井ゆきの)に出会う。再生回数に悩む彼女を不憫に思った田母神は、見返りも求めず彼女のチャンネルを手伝い始める。ふたりは前向きな良きパートナーになるが、あることをきっかけに関係は一変する。

人間の嫌な部分を煮詰めたような映画。

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ここのシーンが本当にすごかった。

あることをきっかけに豹変する田母神さんに対し、ゆりちゃんは最初からずっとゆりちゃんだった気がして、嫌な女〜〜〜と思ってしまった。若葉竜也も嫌な奴。というか登場人物全員嫌な奴。かなりしんどい気持ちになるので元気なときに見たほうが良い。でも絶対に、見たほうが良い映画です。

 

『三姉妹』監督:イ・スンウォン

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三人の感情が爆発する一番騒がしいシーンで寝てしまった。起きたら隣の人が泣いていて、良い映画だったんだな…と思った。

 

聞いてた音楽とか

『Drummin'』TO1


小林大悟デビューおめでとう〜〜〜!!! 

やっぱり私は小林大悟のダンスがめちゃくちゃ好きですね。MVはじめ音楽番組の動画など何回もリピートしまくってメンバー全員覚えました。チャンさんのカリスマ性、J・Youさんのラップの巧さ、ジスさんのスタイルとバランスの良さ、ジェユンさんの軽やかな歌声、ギョンホさんの兄貴感、ドンゴンさんの最年長なのにリーダーじゃないところ、ユジョンくんの未知なる可能性、何より蓮汰と一緒なのが心強い。事務所の評判が悪くて心配だったけど、グループのコンセプトとかダイナミックな振り付けが小林大悟にすごく合っていて今ではTO1最強集団〜〜〜!って思ってます。

 

『MASCARA』XG

XGもメンバー全員覚えました。HARVEYさんの舌足らずなラップがクセになる。メインラッパーのCOCONAさんは出番が少ないながらもソロパートでしっかり爪痕残しててすごい。

 

『Attention』NewJeans


また最初からレベルの高いグループが出てきたな〜〜〜。曲調は全然違うけどロケ地とファッションがSPEEDの『Body & Soul』を彷彿とさせる『Attention』MV。『Hype Boy』も好きだし『Cookie』も良いし…全体的に曲が良すぎる。

 

 

【お知らせ】

mudaくん(id:muda-muda)のPodcast番組に呼んでいただきました!

ゲストという立場に甘えて録れ高とかはあまり気にせず、ただただ楽しくお喋りできて良い〜時間でした。この収録がはじめての通話で、お互いブログを通してパーソナルな部分は知っているけれど、逆に職業とかそういうパブリックな情報は知らない状態で話しているのが不思議な感じがした。インターネットの人とインターネットの話をするのが好きです。

早速大学時代の友達に共有したら「終始何やってんの?って感じでおもろかった」って感想がきて、そう、この温度感…!私の中でのオンラインとオフラインの線引きというかグラデーションがまさに、そういうことなんだよね…と思って、良かったです。オフラインの友達は引き続き私のインターネット活動を生暖かく見守っていてくださいね。(ちえちえとも非公開ラジオを録ったので聞いてやっても良いという人はLINEか DMくださいor私が勝手に送りつけます)

それでは皆さんコロナには気をつけて、かかったときは水分とってよく寝てください。おやすみ