最近は暮らしを豊かにしようと思って鉢植えの植物をいくつか育てている。と言っても室内ではなくベランダに置いているので世話は朝晩水をあげるくらいで、ただの作業ゲーになっている。100均で買ったウォータージャグを室外機の上に置いてたら、暑さで水が熱湯のようになっていた。煙は出ていないにせよ、風呂のお湯より確実に熱かった。
そういえば昔バイト先の人とラーメン屋に行ったとき「煙がすごい」と言ったら「煙じゃなくて湯気ね」と笑われたことがあったのだが、未だに煙と湯気の違いがよくわからない。火から出るのが煙で、水から出るのが湯気?
実況パワフルプロ野球
最近の楽しみといえばもっぱら野球観戦だ。こっちに友達0人だし飲み会0回だし面白いことが1つもない環境で、暇だし地元球団の応援でもするか〜くらいの気持ちでチケットを買ったんだけど、いや〜〜プロ野球、思ってたより全然面白い。ちょっと駆け足で説明すると楽天スタジアムは完全キャッシュレスなので入場もフードドリンクの列もスムーズで、チケットも2000円ちょいから買える。私は楽天ポイントで払った。今はコロナ対策で席も間引いて売ってるから一人で来て浮くみたいなこともないし、応援歌・コールとかの大声を出す行為が禁止されているから快適な空間で観戦することができる。静寂の中でキャッチャーミットに球がバシーン!と収まる音が聞けるのはこの時期だけのレアな体験なのではないだろうか。
今季の楽天は順調な滑り出しを見せていたものの徐々に首位との差が広がってきている。ソフトバンクが強ぇ〜んすわ。斜め前の席にいた玄人っぽい小学生が「柳田(ソフトバンクの強打者)は各チームに一人ずつ配置すべき」と言っていて、心の中で「うむ」と深く頷いた。自分が観に行った試合は3回とも勝利していてやっぱり勝つのは気分が良い。直近の試合は雨で一時中断からの延長10回逆転サヨナラ2Rホームランというドラマチックな展開で、いやはやビールが美味かった。
外で飲むビールはどうしてこんなに美味しいのだろう(POPEYE8月号)
楽天で好きな選手はリリーフ投手のブセニッツです。登場曲が地獄からの使者みたいなやつでめちゃくちゃかっこいい。選手名鑑見たらこれは『God's Gonna Cut You Down』という曲で、「Sooner or later, God'll cut you down(遅かれ早かれ神はあなたを切り倒します)」と歌っていた。一人だけ異質が過ぎるんよ。ブセニッツ選手のキュートなところ:投げるときに舌が出る。高身長から繰り出される豪速球が持ち味です。
少し前までは「楽天ってセ・パどっち?」というレベルで興味がなかったくせに突然のめり込んじゃってニワカにも程があるって話だけど、実を言うと大学時代は野球部だったのです。野球知ってる人に「5番キャッチャー ビヨンドでバスターやってました」と言うと大体ウケる。一応ルールはわかるので観戦しない日はたまにラジオで実況を聞いている。耳だけで状況が浮かぶのは結構嬉しい。字幕版の映画を観て英語がわかったときみたいな感じ。好きな言葉は「三者凡退」です。
フェイクフード
最近好きなグミ、ノーベル製菓の「ペタグーグミ メロンソーダ味」です。
ペタグーグミは薄くて噛みごたえがあって表面がさらさらしている。何とも無機質で、ふせん食べてるみたいで面白い。「メロンソーダ味」というのも良い。メロンソーダがそもそもメロンの概念なので、ペタグーグミ メロンソーダ味は概念の概念が形になった緑色の物体でしかない。グミ界の革命児とも言われるUHA味覚糖「コロロ」はまるで本物の果物のような味や食感が人気のようですが私は正直あれが苦手なんですよね…。かなり本物に近いけどなんか気持ち悪い。違和感に味覚がバグるというか、「限りなく本物に寄せた偽物」が苦手なんだと思う。大豆でつくった肉とかこんにゃくの麺とか、そういうのです。
それで言うと最近YouTubeで丸山礼ちゃんと土佐兄弟のコラボ動画は、あまりにも「こういう人いるよね〜」感がリアル過ぎて途中で飛ばしてしまった。擬態が行き過ぎるともともとの持ち味が消えてしまって、一体何を見せられているんだ…という気持ちになる。コントというのはある意味「こんな人いるわけねぇ〜」みたいな違和感があった方が笑えるのかもしれない。人間もまた「この人一体何なんだ…?」という個性やクセがあった方が面白いのかもしれません。急に真理めいたことを語り出す。
替え歌たちの鎮魂歌(レクイエム)
このコーナーでは脳内でよく歌うしょうもない替え歌(もしくは自問自答)をお盆にかこつけて供養したいと思います。
- 夏の終わり / 森山直太朗
夏の終わり〜夏の終わり〜には ただ私に会いたくな〜れよっ
→ま〜きのっ
- Everything / MISIA
よABC〜〜よABC〜〜〜あなたが〜
- Make you happy / NiziU
Ooh I just wanna make you ハッピーアーモンド♪
- もののけ姫 / 米良義一
悲しみと怒りに ひそむ まことの心〜、を知るは 森の精
→をしるは森の精、若女将は小学生、では「横にいられると思い出す」のは?
- KAT-TUN / Real Face
ギリギリでいつも生きていたいから Ah〜
→そんなつもりじゃないのに…どうしていつもこう…
- Aqua Timez / 決意の朝に
辛いとき辛いと言えたら いいのになぁ Ah〜
→言うたれ言うたれ
- ゴールデンボンバー / 女々しくて
辛すぎて辛すぎて辛すぎて 辛いよ〜〜〜(爆破音)
積み上げたものぶっ壊すか〜(爆破音)
南〜無〜自分で書いててしょうもねぇ〜。このコーナーはこの回をもって打ち切りとなります。
読んだ本とか漫画とか
図書館でカード作ったから借りて読んだ。キューバ旅行記。旅をしながら自分を見つめたり亡くなった父親のことを想ったりしていて、じ〜んときた。旅に出る前にその国の歴史的背景や経済を結構しっかり勉強していて、自分はあまりそういうのをしてこなかったから、予習するのとしないのではかなり違ってくるなと思った。どこか遠くへ行きたいね〜。
自分の薬をつくる / 坂口恭平
「医者」に扮する著者と「患者」に扮する相談者との対話形式のワークショップをまとめた一冊。
「世の中は間違っているから自分が世界を変えたい」と話す患者に対して、「何が間違ってる?」と医師は聞く。すると患者は「最近では献血のポスターが間違ってる」と答える。そこで医師は「あなたが考え出した、間違ってない献血のポスターを作ってみましょう」と提案する。
これ、問題点を社会全体に持っていくのではなく「あなたはどうしたい?」というところに誘導するのが自然でうまい。個人との対話ってこういうことだよなぁ。他の相談者にも「曲をつくってきて」とか「企画書を書いてみよう」とか、考えを何かしらの形にするよう提案していて、著者がアウトプットを大切にしていることがわかる。
良かったとこ備忘録
- 原因は常に外につくる
- 口にせずに行動として対処する
- 疲れた時はインターネットから離れる
- 言われてないことは「言われてない」ことにとどめておく
- 報告する相手がいたら日課は絶対続く
- 適当になんでも思いついたことをやる
- 死にたいってときはおそらく創造的なとき
女の園の星 / 和山やま
面白いでしょ?っていうドヤ感を一切消しているのに面白いのがすごい。星先生がスタンドカラーのシャツしか着ないの良いよね。そういう人に憧れる。
違国日記 / ヤマシタトモコ
う〜ん6巻、怒涛の会話劇過ぎる…格言の嵐で大きな展開がないから読んでてちょっとしんどかった。
1〜8巻買って一気に読んだ。ベタだけどレゼ編が好き。ジャンプで読んでる人は頼むからネタバレしないでくださいね。
観た映画とか
はちどり
すご〜く良い映画だったな。「違う」ということや分かり合えないことを否定しない。違国日記に通じるところがある気がする。団地好きな人にも見てほしい。
アルプススタンドのはしの方
藤野は左投左打
聴いてた音楽とか
Jogging / LUCY
楽曲に恵まれたアイドルバンドだな〜と思ってMV見てたら2:31以降の本気がエグい。緑頭の人バイオリン爆弾き(ばくびき)してんだもんな…度肝抜かれます。韓国のオーディション番組「スーパーバンド」から誕生したバンドでベースの人が曲をつくってるらしい。韓国ってこういう全国から強者を集めて競わせる番組が流行ってるのかな…国家プロジェクトって感じで気合いの入りが違う。
エネルギー / chelmico
うぉーーーん大好き!!!元気出る!!!アルバム『maze』は、歌詞がこの時期とリンクしてる『jiki』、Rachelバースの「ままならぬ」「母親のように」「うるさいまま」の畳み掛けが大天才の『どうやら、私は』、ただひたすら子供を怖がらせたい一心でつくったという『ごはんだよ』、タオルぶん回し曲『Premium・夏mansion』など全曲ごちゃまぜですごいアルバムです。
というわけで、
8月は精神が終わっていた。ような気もするし、そうでもなかった気もするし…何もかもどうでも良くなってしまった。というか、気力がない。良くも悪くも私は自分の言葉に引っ張られやすいからあまり深掘りしないようにする。なんだかんだみんな家庭があったり友達と飲みに行ったり恋人とデートしたりしていて、いいなぁ〜ズルいなぁ〜と思う。ズルくはないか。
すぐ会える友達はいないけど、一人には一人の、地方には地方の楽しみ方があるはずで、今はそれを証明するための期間、と言うと大袈裟だけど、手探りで模索していきたい。とは言えやっぱり一人は飽きる。そろそろみんな疲れてきてる時期だけど、私も頑張るからみんなも頑張れよと思っています。どうか無理はせず、お大事に。