2020年上半期終了のお知らせ。早ぇ〜。いっそのこと2020年、せーのでなかったことにしませんか。ノーカンノーカン!
大丈夫 そんな気持ちが 事故のもと
6月はまるっと出張の週とかあったので、車を運転する機会も多かった。一般道も高速も山道も、そこそこ走れるようになった。気がします。
花巻南IC〜盛岡南IC間は試験的に速度制限を120kmまで解放していて、レインボーロードを走ってる気分だった。マリカー感覚で車を運転するな。
途中立ち寄った花輪SAで「大直利」というゆべしを買った。「大直利」は「鉱石の多い部分」という意味を持つらしく、大粒のくるみがぎっしり詰まっている。くるみを鉱石に見立てるの、ロマンだな〜と思ってときめいた。
写真は「ごらんあれが北のはずれ竜飛岬と〜」でお馴染みの竜飛岬。灯台のふもとでホタテの串おでんを食べながら後輩に「灯台ってバトルロワイヤルの殺し合いを思い出すから怖いんだよね」という話をしたらバトルロワイヤルを知らないとのことで会話が終了した。
津軽海峡の霧の向こうにはうっすらと北海道が見えた。海峡は流れが早くて海水温度が低いから、暖かく湿った空気は冷えて霧になりやすい。みたいな、確かそんなメカニズムがあった気がします。
岬の売店で埃かぶったペン立てを買った。500円。
みやげもの屋のこういうセンス、一生アップデートしないでほしい。
夜は先輩に奢ってもらって海峡サーモンやホヤの刺身をいただきました。ホヤはどうにも磯臭くて、かなり苦手な味だった。B級グルメ「味噌カレー牛乳ラーメン」もご馳走になりました。味の情報量が多くて面白かった。
31
6月某日、31歳になった。当日に友達がサーティワンのLINEギフトを送ってくれた。期間限定のポッピンドリームとロックンポップスワールを食べた。どっちもパチパチが入っていて愉快だった。
こんなときさえも 誕生日は来て
祝うだろう 日々は続けと
- 星野源『折り合い』
ZOO
先週末は同期と八木山動物公園に行った。途中「ゴミかと思ったらクジャクだった」ということがあった。「ゴミかと思ったらクジャクだった」ということがこの先あるだろうか。サイを見たあと後ろを振り返るとベイブ・ルースが布マスクをつけていた。
意味がわからずゲラゲラ笑った。
時間が余ったのでレンタカーで松島へ行った。着いたのが18時くらいだったのでどの店も閉まっていた。赤い橋をサッと渡ってサッと帰ってきた。同期はその次の次の日に沖縄へ赴任していった。
読んだ本とか漫画とか
ここは、おしまいの地/こだま
単行本で持っているのだけれど、あとがきの『私が「かわいそう」な訳ない』が読みたくて文庫本も購入した。
この本が誰かの支えになれば。そう考えて「ほんとうの話」が書けるのだろうか。少なくとも私には無理だ。
少し話が逸れるけど、最近noteで読んだ「人生なんだかんだありましたが今は結婚して幸せです」系の私小説(別の方が書いた文章です)が、どうも自分には合わなくて、圧倒的な筆力で書かれた文章なだけに読後しばらくもやもやした気持ちを引きずってしまった。なんだろう、多分「なんだかんだあった人は結婚したくらいで落ち着かないでほしい」という勝手な願望があるからなのかもしれないけれど、そんなときにこだまさんがTwitterで交通事故を起こしたことを報告されていて、大変失礼ながら元気出た。
蒸し暑くなるひとつ手前の朝5時に/三輪亮介
ミワさん(id:miwa19940524)の日記本には地名や人の名前、映画や演劇、音楽、テレビ、ラジオ番組など、固有名詞がたくさん出てくるところが良いな〜といつも思う。コロナが流行る前の何でもない日の記録を遠い昔のことのように懐かしく感じながら読んだ。
しょうもないのうりょく(1)/高野雀
見るだけで服のサイズが分かる異能、果物の旬が分かる異能、蚊を一撃で倒せる異能など、この世界では誰もが取るに足らない「異能」を持っている。ちょっぴり変わったオフィスを舞台に繰り広げられるSF(すこし不思議な)異能力オフィスコメディ
「能力を最大限に活かすことがベストとは限らない」みたいなことって実生活でもあるよな〜と思った。登場人物みんなかわいくてにこにこしてしまう。
ビューティフル・エブリデイ(1)(2)/志村貴子
二人ともあざとくて何がしたいのかわからんな〜と思いながら読み進めていたところに草間さんの視点が加わって一気に彩度が上がりました。私は草間さんが好きだし、みんなも草間さんが好きだと思う。
POPEYE 6月号
自炊特集。料理に関連する本を紹介するコーナーから1冊めちゃめちゃ良い本を購入したので今度紹介します。
観た映画
若おかみは小学生!
録画してたのをやっと見た。『千と千尋の神隠し』のおにぎりのシーンもそうだけど、今まで抑えていた感情が一気に溢れ出す場面の描写が秀逸だった。
きみの鳥はうたえる
好きな役者陣。深夜のコンビニのシーンが本当〜に良かった。
レディ・プレイヤー1
映画館の再上映で鑑賞(IMAX3D)
「映像は満点。話は普通。メッセージ最悪」
この感想にほぼ同意。
ゲーム、映画、アニメ、音楽、その他あらゆるポップカルチャーに対する愛に溢れた本作。一方でこのメッセージをどう受け止めたら良いのかわからない。
以下走り書き
ダイトウの台詞「◯は◯◯◯◯で行く!*1(ネタバレになるので金曜ロードショーの放送が終わったら明記します)」がオタク全開で最高だったな…ずっとみんなを待たせておいて、満を持しての「◯は◯◯◯◯で行く!*2」…思わずくぅ〜〜!ってなりました。個人的に痺れたのはトレーラーハウスがぐらつくシーン。ダンスフロアに向かう前の衣装チェンジも良かったな。数々の名作映画のオマージュ。隠されたイースターエッグ。これ即ちPUNPEEの『MODERN TIMES』なんですよね。IOIのハリデー研究チームも可愛いかったよね〜
そんな感じで後半は涙流しながら観てたのに、最後!何だあれ!突然頭から水ぶっかけられて放心状態で迎えるエンドロール。賛否両論あると思うけれど、私はかなりの否(ぴ)寄りでした。最後の最後で裏切られたというよりも、スピルバーグ監督がこの壮大な作品を通して伝えたかったメッセージがそれだったんだ…という絶望感。あれを見せつけられたキッズたちはどう対処したら良いんだ。僕とママとの約束みたいなルールつくられちゃってダル過ぎる。せめてフレックス制にしませんか。立ち上がれ反乱軍。レディ・プレイヤーワン 2 〜ギークの逆襲〜 coming soon…大人になんてなりたくない…僕らはトイザらスkids…
というわけで長々と書きましたが『レディ・プレイヤー1』、総評すると大傑作でした。今夜の金曜ロードショーで放送するのでまだ観てない方は是非。
聞いてた音楽
恋、いちばんめ/ukka
ukka改名後初作品。落ちサビの初々しさがとにかくめちゃくちゃ良い。落ちサビと言えばTIF2010ももいろクローバー『走れ!』百田夏菜子の「君が好き」でのウインク、あの一瞬の破壊力。あれはもうレジェンドの所業だと思うのですが、それの次くらいの衝撃がありました。
Pantomime/WJSN
なんじゃこれ…!!!めまぐるしく展開されるエキセントリックな曲構成。本来打ち込みでやるところをボーカルでやってみましたが…みたいな実験的な曲。
最近自分が今いる環境は凪だと思っていたけど実は大砂漠なのではないかと気付いて急にあたふたしてたけど、そんなのはコップの水理論だから考えても仕方ないというところに落ち着いた。何かパワーを秘めたようなもの(植物か鉱石か美術品か指輪かぬいぐるみ)でも買おうと思う。