生筋子というのを買ってきて、洗ってほぐして醤油に漬けるといくらになる。
一般に「筋子」としてスーパーで売られているものは鮭・マスの卵を塩漬けしたもので、それを洗ってほぐして醤油に漬けてもいくらにはならない。
いくらも鮭・マスの卵で、じゃあいくらと筋子の違いは何かっていうと、いくらはバラバラで筋子は膜で覆われている。
その違いについて最近まで知らなかった。
生筋子を買ってきた。
税込1,300円
膜に覆われているので、この時点では筋子。
安いところだと100gあたり450円とか売られてるけど、1パックに2塊(かたまり)入って結局2,000円は超えてくるのでなかなか手が出ない。こういうとき一人だと不便だなと思う。
悲しみのため息 ひとり身のせつなさ♪
(『Man&Woman』My Little Lover)
ぬるめの塩水でほぐして、いくらになったものがこちらです。
アニサキスが心配なので入念に洗う。
洗っても洗っても白い薄皮が浮いてくる。レシピでは5〜6回洗えばよしとされているが、80回くらい洗ってようやく白い薄皮は浮いてこなくなる。
80回て…
ザルにあげる。まだオレンジと白っぽいのが混ざっている状態。
醤油、みりん、酒に漬けて冷蔵庫で寝かせる。
〜半日後〜
白っぽいのがなくなった。
着丼
炊いた米の上にいくらを好きなだけのせる。
Jewel in my heart… ~2日目のいくら~
これをつくったのは10月上旬で、これを書いている今は12月上旬で、いくらの旬は完全に過ぎた。
なんでこんなことをやってんのかっていうと…
せっかく北海道にいるのだから北海道らしいことをしてみよう!というキャンペーンの一環として取り組みました。北海道に赴任が決まったときやんわりキレてたし、赴任してからも「希望して来たの?」と聞かれる度に(んなわけ…)と心の中で悪態をついている。いくらを漬けて丼にした感想はフン…という感じで可もなく不可もなくだったけど、今の自分にはとにかく何かやってみることが必要なのだ。今後も北海道らしいことにチャレンジしてはフン…となるやつを続けていこうと思う。
北の大地を試すとき、北の大地もまたこちらを試しているのだ。