ねているときいがいねむい

ねているとき いがい ねむい

人には人の乳酸菌

2023年11月のこと

寒くなってきて観光客に声をかける人力車の俥夫もあたたかい格好に衣替えしていた。俥夫というと「日焼けした肌に筋肉ゴリゴリのお祭り男」のような姿をイメージすると思うが、その日見かけた俥夫は明らかに異彩を放っていた。ミックスグレーのパーカーにダウンベストを羽織り、オーバサイズのワークパンツにゴツめのスニーカー、ニューヨークヤンキースのキャップを被り黒縁メガネというPOPEYE風ファッションの男が人力車を引いていたのである。なんかもっとこうサードプレイス的な、レコードが流れるカフェとかで自家焙煎豆をハンドドリップしてそうな風貌で、人力車。思わず二度見してしまうくらい軽い衝撃を受けた。カルチャーショック。(というか偏見だねこれは)

雰囲気的にはシソンヌの長谷川さんみたいな人で、あとになってからじわじわと、コントみたいだったな〜と思った。日常の中に潜むコント。そう考えたときに、人力車のコントをするとして誰が一番しっくりくるだろうか。筋肉自慢でいえばなかやまきんにくん野田クリスタル。スポーツが得意な芸人だったらティモンディ高岸、パンサー尾形あたりだろうか。いや、違う。人力車の俥夫が一番似合うのはジャルジャル福徳だ。間違いない。人力車を引いて走るジャルジャル福徳、容易に想像できる。あの日焼けした肌と引き締まった筋肉、ちょっと華奢だけど足は早そうだし、あとなんかナチュラルに勧誘が上手そう。となるとジャルジャル後藤の俥夫もかなりアリな気がしてきたな。ジャルジャルの人力車コント。そういうことを考えて日々過ごしている。

 

蔦のグラデーション

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そうこうしているうちに初雪が降った。金曜の夜だったから遅くまで起きてたらベランダから見れてラッキー。雪国出身者のくせに、いつだって初雪は嬉しい。坂の上に住んでいるので坂を下って街へ出なければならない。一度溶けて凍った道はつるつるで、全ての坂に手すりをつけてほしいと思った。ソリに乗ってシューン!と滑っていく自分を想像しながら、一歩一歩へっぴり腰で坂を下る。ブラックフライデーで真っ先にスノーブーツを購入した。ノースフェイスのヌプシとかいうモデル。なんなんだヌプシって。餅に対するデュクシ=ヌプシ*1

ブーツが届いたら格段に雪道を歩きやすくなった。滑らないし靴下に染みてこない。手袋やマフラーも大事だけど、まず買うべきはスノーブーツ。この村に着いたらまずこのアイテムを入手しよう!みたいな攻略チャート、ゼルダっぽいな。

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永野カラーのホカロン靴下

 

見た映画とか

『正欲』監督:岸善幸/原作:朝井リョウ

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原作を読んでいたので答え合わせ的な見方をしてしまったけれど、割と忠実に再現されていたと思う。冒頭の浸水シーンとか、映画でしか表現できない演出もあってすごく良かった。個人的には大晦日に対する憂鬱感の描き方が好きだった。私も『はじめてのおつかい』が苦手。

 

聞いてた音楽とか

NiziU『Lucky Star

NiziUの韓国デビューシングル『Press  Play』に収録された楽曲。リード曲の『HEARTRIS』よりスピード感あって好き。虹プロSeason2誰も見てないから通じないと思うけどミラクくんとケンザさんって雰囲気似てませんか。

 

 

11月はほとんど無の週末を過ごした。何の予定もない週末を繰り返して一年が終わる。

♬〜

(BGMの字幕)

 

*1:ノースフェイスの冬用モデルの名称。エベレスト南西にある山嶺「Nuptse」が由来。