ねているときいがいねむい

ねているとき いがい ねむい

人には人の乳酸菌

2020年1月のこと

 

移動時間の暇つぶしに進めていたCandy Crushがレベル1000に到達した。1000になったところで何のイベントも起きなくて、なんかそれがすごく良かった。年始に放送された『50日間で女性の顔は変わるのか!?』という番組で、無職の女性がイケメン講師からフラメンコを習ったら50日間で顔は変わるのか?という検証をしていた。結果的に女性の顔はさほど変わらず、ただフラメンコが上達しただけだった。なんかそれがすごく良かった。

思ったより変わってはいけないし

そもそも変わりたいのかな?

tofubeats 『ふめつのこころ (SLOW DOWN)』

 

今月のガチンコファイトクラブ

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TBS『ガチンコファイトクラブ』の神回といえば練習生の一人が椅子ごと担ぎ上げられて「神輿やないねんから!」と叫びながら強制退場させられるシーン。久しぶりに見たいと思って検索したら、あの人ファイトクラブじゃなくてラーメン道の人だった。記憶違い。あれくらいのふざけたドキュメンタリーが好きだな〜。リアル過ぎると見てて疲れる。現代におけるガチンコファイトクラブはアンミカ先生のパリコレ学だと思っています。

 

優雅な寝坊

それは月曜日の朝のこと、私は乙女の祈りで目を覚ました。『乙女の祈り』はポーランドの作曲家テクラ・バダジェフスカの作品である(Wikipedia)。夢から現実に移行する中で、脳内BGMとして乙女の祈りが流れていた。完璧な目覚め。よく寝た〜と思って時計を見るとAM8:00…完全な寝坊である。慌てて飛び起きて顔洗って歯磨いてメイクして、8:20には家を出た。やればできんじゃん。それにしてもあれは本当に優雅な目覚めだった。

 

110デニールの壁

スーツで出勤しなければならない日に限って天気予報は雪マーク。防寒のためにパンツスーツの中に黒タイツを履いたのだけど、タイツが1枚あるだけで生じる圧倒的違和感。パツパツなのでは。仕方なく脱いで靴下に履き替える。タイツ1枚分しか変わらないはずなのに圧倒的なゆるみができた。タイツ1枚分の脂肪を落とせばサイズ感がだいぶ変わるなと。なんだこの話。

 

観た映画

アナと雪の女王2』

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アナと雪の女王2|映画|ディズニー公式

未知の旅へ〜〜〜〜〜(吹替版で鑑賞)

今度のエルサはめちゃ強い!退屈な日々に飽き飽きしてる人が多いこの時代に「冒険にはもうウンザリしてる」と歌い上げる雪の女王。…ったく、しょうがないわね….というスタンスで魔法を使い、次々と苦難を乗り越えて行く。

私はエルサの顔ファンです。

 

『パラサイト 半地下の家族 』

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映画『パラサイト 半地下の家族』オフィシャルサイト

や〜すごかったですね…。経済格差とか血筋とか匂いとか、どうしようもできない部分の描写が結構きつかったけど、純粋にエンタメ作品として面白かった。大雨の日に3人が坂を駆け下りていくシーンが印象に残っている。声出して笑ったのは母のハンマー投げ。考察踏まえてもう1回見たい。

 

『ラストレター』

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映画『ラストレター』公式サイト

大きい犬〜!!!大きい犬が出てきます。それも2匹。しかし犬もあれだけ大きいと、もはや小さい馬だなと。

広瀬すず、森七菜、神木隆之介松たか子福山雅治といった豪華キャストに加え、庵野秀明の面白芝居、KjとMEGUMIの息子スクリーンデビュー、トヨエツはオッチョだし中山美穂のキャスティング…等々、見どころ満載です。

家のセットに拘りが感じられて良かった。レトロな扇風機や珠暖簾、花柄のタオルケット。家が広いと廊下を靴下でススーっと走れるんですよね。家屋に住みてぇ〜。

 

ジョジョ・ラビット』

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映画『ジョジョ・ラビット』公式サイト

愛とユーモアに溢れた戦争映画。コメディとシリアスのバランスが絶妙でした。ラストも好きな終わり方。

ジョジョとヨーキーは言うまでもなく、登場人物全員が愛おしくて抱きしめたくなった。特にサム・ロックウェル演じるキャプテン・Kがかなり好きなキャラクターでしたね。確証的な描写はなかったものの、彼は恐らくゲイなんだろうなという役どころは『スリー・ビルボード』の巡査と共通するところがあった。ナチスが同性愛者を迫害していたという歴史的背景もあるのかもしれない。

一瞬登場するクローンはジョジョ役のローマン・グリフィン・デイヴィスの双子の弟なんだとか。

 

観た演劇

『キレイ -神様と待ち合わせした女-』

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『キレイ―神様と待ち合わせした女―』| 大人計画 OFFICIAL WEBSITE

豪華キャスト!生田絵梨花さんすごかった!

 

『ウエスト・サイド・ストーリー Season1』

友達に誘われて観劇。宮野真守脚長族〜!トニー死んじゃってマリアが「トニー!トニーー!!!」って叫んだ直後に遠くを見つめて歌い出すあたり、ミュージカルだな〜という感じがした。

 

『つかの間の道』

はじめて小劇場で演劇を観た。どうにも不思議な空間だった。アフタートークで「人がそこに"いる"というのは、そんなに確かなことではないと思っていて…」みたいな話をしていて面白かった。

 

読んだ本

結婚の奴

結婚の奴

 
聖なるズー

聖なるズー

 

結婚の奴、聖なるズーの順番で読んだ。愛とか結婚とかセクシャリティに関する考え方がめちゃくちゃ揺さぶられました。「普通」とは…

『結婚の奴』ハーゲンダッツの章がめちゃくちゃに良かった。一人で暮らす「生活」のままならなさ。一生ニトリ無印良品に囲まれて死んでいく自分を想像するとゾッとする。雨宮まみさんに向けられた愛憎が凄まじかった。

『聖なるズー』…一般にズーと呼ばれる人たちは「残忍な快楽主義者」というよりは「繊細なロマンチスト」が多いような印象を受けた。一言で「いろんな人がいるなぁ」とまとめてしまうのはあまりに雑だし、一概に「多様性の在り方について示した本である」とは括りにくい。動物が言葉を持たない以上、合意の解釈がどうしても一方的になってしまうので、反対派からそこを突かれると太刀打ちできないよな…という感じはする。そもそもズーは自分の正統性を主張したいわけでもなさそうだし…みたいな、思考がぐるぐる渦巻いた。エクスプロア・ベルリン(性にまつわる体験型のフェス)のくだりでズートピアのナチュリストクラブを思い出した。

 

私の証明

私の証明

  • 作者:星野 文月
  • 出版社/メーカー: 百万年書房
  • 発売日: 2019/11/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

こんなにも赤裸々に綴られた他人の記録を覗き見てしまって良いのだろうか…という背徳感があり、心のひだに絡みつくような1冊だった。私小説について感想を述べるのはすごく難しいのだけれど、書かれていることが全てではないし、書かれていない無数の思いや言葉があったはずということを肝に銘じておきたい。書くか迷って書かなかった(書けなかった)ことにこそ、本質があったりするのかもしれないな。

 

読んだ漫画

田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)

田島列島短編集 ごあいさつ (モーニング KC)

 
水は海に向かって流れる(2) (KCデラックス)

水は海に向かって流れる(2) (KCデラックス)

 

「中華は人数!」

- 水は海に向かって流れる⑵ 

 

心臓 (トーチコミックス)

心臓 (トーチコミックス)

 
マイ・ブロークン・マリコ (BRIDGE COMICS)

マイ・ブロークン・マリコ (BRIDGE COMICS)

 
違国日記 5 (フィールコミックス FCswing)

違国日記 5 (フィールコミックス FCswing)

 

異国日記は1〜5巻まとめ買いして一気読み。まだ完結してないけど私の中で好きな漫画トップ5に入りそうな予感。

 

聞いてた音楽

Vaundy 『不可幸力』

サビだと思ってた部分がサビではなくてぶったまげた。コメント欄が総じて若そうなところも良い。

 

ZICO 『Any Song』

この兄弟すごいよな〜母親(?)のプロデュース力が高い。兄は三四郎小宮系列の頂点に君臨するプリンスだし弟いつの間にかめちゃデカくなってるし…

 

終わります。寝ねば。