新しいアイドルグループが次々と結成されては消えていく時代の中で、乃木坂46の【ビジュアル】【衣装】【世界観】は、他のアイドルグループとは明らかに一線を画している。清楚系といわれる彼女たちのイメージをつくり上げているのが、シングル・カップリングごとにつくられたミュージックビデオである。
そんな乃木坂46のミュージックビデオをまるごと収録したMV集「ALL MV COLLECTION ~あの時の彼女たち~」が発売されたので、個人的な趣向で勝手にランキングをつくったよ!Top10まで絞ろうとしたけど、どう考えても無理だったのでTop20までになってしまったけど、まずはTop20~11までを発表!
20位 『おいでシャンプー』
中田花奈さんがフロント!中田花奈さんがボブ!中田花奈さんが主人公(MVのストーリ的に)!
ボブの中田花奈さんの中でも、この頃の【前下がり気味+流した前髪】フォルムがダントツNo.1。そこはかとなく漂うサブカル感。ジブリ映画「コクリコ坂から」のカルチェラタンを彷彿とさせるようなノスタルジックな校舎も素敵。ダンスではメンバーが電車のように連なり腰を振る独特の振付や“セルフスカートめくり”が話題に。
松村さんの「不純異性交遊だぜ?すっげー!」「男と一緒ヤバいでしょ、一発OUTに決まってんじゃん!」という台詞が完全にブーメランの伏線なんだけどそういうネタ好きなんです。ごめんなさい。全体的には百合百合している。
グレーと白の市松の衣装は透明の背景レイヤーを想像させ、まだ彼女たちが何色にも染まっていない透明な存在、ということを意味するのだろうか…と深読みできるところも面白い(???)
19位『太陽ノック』
7作ぶりの生駒センター!それまでセンターの位置にドラッグ&ドロップしたかのように置かれて立っていた生駒ちゃんが、再びセンターに舞い戻ってきた今作ではしっかりとした意思を持ってセンターに立っているように見える。【合宿所に布団を広げて寝ているシーンでの桜井キャプの寝相】、【川で水遊びしているシーンでの日陰でうなだれる松村】も見どころ。
18位『何度目の青空か?』
「私立女子高が今年から共学になったので入学したら女子しかいなかったでござるwwwww」っていう夢のシチュエーション。きっちり起承転結がある構成でひとつの作品として完成されている。
センターの生田絵梨花さんを差し置いて、男子のブレザーを着た西野七瀬さんがすべてをかっさらっていくところがズルい。期間限定で交換留学生として来ていた松井玲奈さんと、推しの斎藤ちはるさんが選抜に入っているところも高ポイント。
あとなんと言っても教室開けた瞬間のこれ!!
この視線!!!最高か!!!!!!
17位『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』
伊藤万理華さんと井上小百合さんの演技力、およびリアルでの二人の関係性萌え、という観点から17位にランクイン。乃木坂46のオーディションで芽生え、アンダーライブを通してさらに深まった二人の絆についてのエピソードは、集英社より発売中の書籍「乃木坂46物語」の中に詳しく書いてあるのでそちらを見てくれ!
16位『立ち直り中』
秋元真夏、衛藤美彩、白石麻衣、高山一実、橋本奈々未、深川麻衣、松村沙友理!!!!!!!大人メンバーの本気!!
紡績工場に7人の美女が揃い踏みって、現実にこんなことあり得ます???あり得ません!!!しかしその虚構こそがフォトジェニックでファンタジーな世界を創り上げているファクターなのです。という感じで、はい。
植物園のカットは温かい光に包まれた天使たちのピクニックのようです。松村沙友理さんが8ミリカメラを回すシーンがあって、「これガルルのさゆりんや!!!」と一人テンション上がってたんだけど、雑誌MdNに載っていた監督のコメントに、あれは『ガールズルール』のオマージュだと書いてあり、「やはりな...!!」という気持ち。俺はそういう小ネタとても喜ぶタイプの人間だ。
15位『でこぴん』
乃木坂ハマり始めの時期に死ぬほど見た。乃木坂のお姉さんメンバーの定義、ここにみさ先輩inで高山outって考える人もいるだろうけど、これ見るとやっぱりこの5人強ぇな~~~と思う。このMVではじめて「高山さんって歌声はいい声なんだな~」と知った。60'sな感じ、どこかで見たような…と思ったら『偶然を言い訳にして』と同じ監督だった。『せっかちなかたつむり』もモーションコントロールカメラ使ってるっぽいから同じ監督かな?こっちはメンバー7人で1人5変化するから、35パターン…!!私が石油王だったらあのメゾンあったら丸ごと買い取りたい!
あとさっきから大人メンバーとかお姉さんメンバーとか言ってるけど、全員私より年下という事実
14位『涙がまだ悲しみだった頃』
しゅしゅっ!!野生のあしゅりんがあらわれた!!!
この頃のあしゅりん(齋藤飛鳥さん)めちゃくちゃフレッシュで今より眉毛キリッとしてて凛とした印象ある。特に横顔が抜群に美しくてハッとする。そんでもって華奢。あしゅりん華奢~!キャシャリン~!という気持ち。
センターは「ねねころ」こと伊藤寧々さん!ねねころの涙ころ!!フォーメーションがここまで綺麗なピラミッド型なのは珍しいかも。汽車がしゅしゅぽぽするみたいなダンスが独特のリズム感あって可愛い。衣装もマリメッコというか、北欧っぽくて可愛い。川後が乗ってる自転車がオレンジ色なのが庶民らしくて良い。海辺のセットもコンセプトはっきりしない感じが良い。
13位『扇風機』
この明るいとも暗いともハイともスローとも言えない絶妙さが最高だな~と思っていて、この曲にこのMV合わせてくるセンス天才。雨上がりの曇り空だったり仄暗い団地だったり転がったゴミ袋だったり、全体的にグレーな風景と、真っ白いセーラー衣装のコントラストが美しい。ホースからの放水や水たまりを蹴る水しぶきがスローモーションで映し出されるシーンとか、ザ・映像作品!って感じだ。
そしてダンス可愛い!頭の上でざわざわするやつとかけんけんぱとか超可愛い!!間奏で齋藤飛鳥さんがダンスの確認するシーンがあるんだけど、それがすごく手羽先っぽくて、川後Pがメンバーにあだ名をつける「乃木ここ」の企画で、あしゅについたあだ名が手羽先だったのも納得。
個人的にこのカットがめっちゃ好き!
乃木坂46 『あらかじめ語られるロマンス』-Short Ver.-
みなみと飛鳥のパジャマシスターのひたすらほわんとしてて無意識に魅せるアプローチに対して、万理華・生田・生駒・堀の赤いダンサーズは指先まで神経張り巡らせて意識的に魅せるアプローチ仕掛けてくるところが最高。赤いダンサーズは黒子的な役割で、パジャマシスターには見えない人の動きしてるんだけど、その存在感がすごくてとにかくすごい。万理華ちゃんといくちゃんはベースにバレエがあるからこそのブレなさなのだろうなぁと思うんだけど、生駒ちゃんがこういう動き得意なのはなんなんだろうな~...天性なんだろうな~...と思う。あと堀ちゃんの無機質さ、他の追随を許さないという感じで素晴らしい。
10位~1位は次回!
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