正月早々熱を出して寝込んでいた。2018年の正月は胃腸炎で嘔吐しており、年始から体調を崩すのは7年ぶり5回目ということになる。1月1日から喉に違和感があり、1月2日は若干寒気を感じていたのだが葛根湯を飲んでDCMへ向かった。DCMでは毎年、初売りで干支のぬいぐるみを先着でプレゼントしている。今年はヘビ。私は巳年。
職場の社内報的な紙面に載せる「年男・年女の抱負」を頼まれてコラムを寄稿した。こういう内輪の盛り上がり、なんか薄ら寒いと思っていてできれば関わりたくないのだが「なんで俺なんすか」みたいに渋ってる奴も大概ダサいのでちゃちゃっと書いて提出した。前回寄稿したのはちょうど12年前の新卒のときで何を書いたかもう覚えていない。同い年の人たちの寄稿文、「嫁が」「娘が」みたいな話が多くてキモかった。職場に家庭を持ち込むな党過激派。
丸2日寝て平熱まで下げて北海道に戻ってきた。
飛行機から降りるとき、人の流れが途切れるのを見計らって列に割り込んでいくのが苦手すぎる。自分が合流できない分には別に構わないのだが、窓側の人も巻き込むと迷惑になるので隙間を見てGOしようとしたら、窓側の人から背中をトトンと叩かれて、帽子を座席に置き忘れていることをジェスチャーで教えてもらった。ありがとうございます…すみません…。窓側の人も特に急いでいる感じでもなかったので、諦めて後列の人が完全に去ってから降りることにした。
小学生低学年のときに「終わりの会が終わったら担任の先生と一人一人握手してから下校する」という謎の儀式があって、私は毎回何人もの人から「前い〜い?」と言われ列を抜かされる子供であった。「いい?」ではなく「い〜い?」であることがなぜか通例となっており、少しも悪びれた様子もなくそう聞かれるので「いいよ」と言って割り込みを許可し続けていた。今思うと割り込む方も悪質だし、私の後ろに並んでいた人たちも迷惑していたと思う。
世の中には〝人に割り込まれやすい人間〟というのが存在して、その特徴はおそらくぼーっとしてそうとか前を見てないとか、たぶんそんなんだと思う。一方で〝割り込みがちな人間〟というのもたしかにいて、そういう人たちは割り込むとき高確率で電話中の場合が多い。これは完全に私の経験則なのだが、割り込む側が「あ〜もしもし?今どの辺?」みたいな電話をしたまま列に入ってくると、割り込まれた側は「列並んでるので後ろに並んでもらって良いですか?」が言えなくなってしまう。割り込み阻止の阻止。この手口、マジでよくある。本当に、いい加減にしてください。
ベルトコンベアの前で預けた手荷物を待っていたら、小さい子が「ダンソン」を踊っていた。ダンソンの舞に誘発されるようにして次々と荷物が流れていく。ダンソン、ほんとに流行ってるんだな〜(私が知ってる小さい子の流行り:ダンソン、小島よしお、ブリンバンバンボン)
最近の私の流行り:おかし食べたあとは歯みがきするぞー!(歯ラ歯ラ!)
M-1はピザとビール用意してママタルトを応援しました。腹抱えて笑ったのは真空ジェシカのアンジェラ・アキ(前奏弾いてるのは誰)、トム・ブラウンのシャンパンシュポッ→「コン」、敗者復活のダンビラムーチョ「枝蛾じゃん〜〜〜」
冨安四発太鼓のときもそうだったけどダンビラムーチョって本来、名探偵津田でいうところの「2の世界の住人」であるべき原田フニャオが「1の世界の住人」であるところが独特だな〜と思う。ツッコむポイントが完全に「そこ」じゃない。
令和ロマンの一本目の席順あるあるみたいな話、以前水っぽい星さんとDMで「あ行の真面目さ、や〜わ行のおっとり感」などについて話したことがあったのでめちゃわかる〜と思いながら見た。ちなみに《千葉県の出席番号は誕生日順》というのは千葉出身の友達の鉄板ネタであった。
今年は全組面白かったな〜〜審査員がコメントするとき「メガネの子が…」とか「ツッコミの彼は…」とか言わないのもすごい今年っぽくて良かった。
M-1毎年ひとりで見てるけど、クリスマスひとりで過ごすよりM-1ひとりで見る方が寂しい。なんでだろ。
寂しさについての考察、最近だとおかずクラブのオカリナさんの発言が自分の感覚と近かった。
オカリナ:何回か話したんだけど、私二人の楽しさも知らないし一人の寂しさも知らないのよ。だから全然平気というか。
ゆいP:今はね。
オ:知っちゃうと…
ゆ:知っちゃうと多分もうわかると思うよ、いろんなことがきっと。自分が今まで見えてきてなかったものとかもきっとわかるだろうし、別にそれが良いか悪いかはわからないけど。
オ:いろいろ価値観は変わると思う。
ゆ:いいね、経験大事だもんね人間って。できる経験は限られてるわけだから、少しでも多い方が良いのかもね。わかんないけど。
一人に慣れすぎて「寂しい」という感覚がわからなくなっている。
M-1の翌日は、左手のない猿ことロマンス詐欺さんと会った。直前まで途中さんの『自由研究 元彼を読み直す』を読んでいたので開口三番くらいでその話題になった。途中さんのZINE、すごかったです。自分の過去をこれだけ曝け出せる勇気ももちろんなのですが、そもそも文章が抜群に面白い。A面を読んだあとにB面で裏を知るという巧みな構成。私には学校一のイケメンと付き合った過去も文化祭で彼氏とネクタイを交換した思い出もないのだけれど、これだけ引き込まれる文章を書けるというのはやっぱりすごいです。
GAMEBOYZとロマンス詐欺がM-1、途中さんのZINE、ロボット・ドリームズの話題で盛り上がったことはmudaさんに全てバレていたらしい。全部お見通しってこった!しゅんきの新作の話もしましたよ。冷やかしでイルミネーションを見に行ったら背後でドンと鈍い音がして、振り返ったらロマ詐欺さんが初音ミクのマンホールで滑ってコケていた。笑っちゃいけないけどウケました。初音ミクのマンホールがあきらかにトラップの位置にあって、表面がすべすべなものだから。絶対に人を滑らすマンホール。初音ミクと結婚した人の話もしてました。着せてる服がおばさん過ぎる。
年末は地元の幼馴染たちと飲みに行った。帰省のたびに会ってくれる友達、本当にありがてぇ〜。年々プレミアムを感じています。中学時代、誰が何部だったとか誰が誰を好きだったとかいう話を一生してる。
翌日は高校の友達のばたさんと会いました。ばたさんと会うのは10年ぶり。だけどちょくちょく連絡は取り合っていたので久しぶりという感じもしなかった。相変わらずお洒落だった。私はばたさんの顔ファン。変わらんね〜お互いね〜という話をした。居酒屋のあと駅前のロッテリアでコーヒーを飲んで次の電車を待った。駅前のロッテリアといえば、高校時代ばたさんと来たことがあって、私は当時CREATIVEの[ZEN]というよくわからんオーディオプレーヤー使っていて、ばたさんに「最近どんな音楽聞いてんの?」と聞かれたときちょうどゆらゆら帝国の『タコ物語』がトップに来てて、「これなんだけど、気持ち悪いよね…」と言いつつイヤホンを貸したらばたさんが「いいじゃん」と言ってくれたことをすごい覚えていて、これ、めちゃくちゃ良いエピソードなんですよね…芋臭い制服着た女子高生二人(バレー部と英語部(ほぼ帰宅部))が放課後ロッテリアでゆら帝聞いて「いいじゃん」とか言ってんの、良すぎエピソードじゃないですか…?35歳の私がもしその場にいたら、この二人に「君たちの未来は前途多難かもしれないが、おばさん応援してるから!」と声をかけたくなると思うんだ…という話をばたさんにしたら全く記憶にないと言われてワロタ。あったんだよ私達にもそんな青春が…!
読んだ本とか漫画とか
『ハイパーたいくつ』松田いりの
おもしれ〜〜〜〜〜〜〜。文章の勢いがすごいよ。チームリーダーがペンペンのジャケットを着てモデルウォークする場面とかめちゃくちゃ笑った。起きてることはグロテスクなのにサイケデリックでキラキラしてて、すげ〜〜〜〜〜〜〜って思いながら読み進めてたら終わってた。疾走。
『しゅうまつのやわらかな、』浅井音楽
「ポムポムプリン投げてたら日曜日が終わった」のツイートでおなじみの浅井音楽さんによるエッセイ集。ちょっとずつ読むのにちょうどいい。一話目が一番好きでした。
『スキップとローファー(11)』高松美咲
志摩くんの人間らしさにますます深みが出てきて良いですね…
見た映画とか
『ロボット・ドリームズ』監督:パブロ・ベルヘル
音楽がめちゃくちゃ良かった…サントラずっと聞いてる…聞きながらブログ書いてる。
登場するキャラクターが良いやつか悪いやつかの二択でしか描かれないのが少し短絡的に感じた。
↑この映画を見てこういう感想しか持てない自分のことを寂しい人間だと感じる。
↑ララランドとか(500)日のサマーとかパストライブスについても同様に「ふ〜ん」としか思えなくて、それは自分にそういう経験がないからだと思う。
『どうすればよかったか?』監督:藤野知明
統合失調症の姉を持つ監督が記録する、20年に渡る家族のドキュメンタリー。
投薬が効いてきた姉が宝くじを買う場面が印象に残っている。それを未来への希望と捉えるのは拡大解釈かもしれない。
「どうすればよかったか?」
聞いてた音楽とか
『やめるなら今だ』MOROHA
MOROHA活動休止……あーーーーーこれは泣く………
「人生で一番好きな曲は何?」と聞かれても一曲に絞れないけど、「人生で一番影響を受けた曲は何?」と聞かれたら間違いなく私はMOROHAの『革命』だから。たった一曲で突き動かされるようなチープな人生を私は愛しているよ…!
去年立てた目標
- たくさん動くこと →◯車買った/ジムに入って運動した
- 会いたい人や話したい人に会って話すこと →◯会って話した
- 自分の見た目を好きになれる努力をすること →△
- タイミングを見極められる人になりたい →△
- ZINEというか同人誌的なものをつくってみたい →◯つくった
今年の目標
- 自分の見た目を好きになれる努力をすること →継続
- 素直に生きる
- 豊かに暮らす
1月の文フリ京都にて頒布予定のZINEを無事入稿しました!結構ギリギリだったけどたぶん間に合うはず!今回は自分自身と真面目に向き合って、これまでブログに書けなかったようなことも心折れそうになりながら書きました。といっても普通にほのぼのエピもあるよ〜また近くなったら告知します。
各種SNS、最近みんなどこにいるのか。Bluesky?Threads?mixi2?
Twitterが終わったコンテンツなのは明白なのですが、沈みかかった船にいつまでもしがみついている自分を見ると、地球滅亡するから逃げてください〜って事態にみんなが火星に移住しても、自分はのうのうと地球に居座ってそうだな…とか思う。I'll be back…ゲムボはTwitterやめへんで〜(できる限り)