ねているときいがいねむい

ねているとき いがい ねむい

人には人の乳酸菌

世界最大級のアイドルの祭典TIFに2日間ひとりで行ってきた

総来場者数51,481人、参加アイドル154組1,140人という世界最大級のアイドルの祭典「TOKYO IDOL FESTIVAL 2015」に行ってきた。

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お台場でTIFが開催された8月1日~2日は、静岡ではももクロの「桃神祭」、さいたまスーパーアリーナではAKB48の「真夏の単独コンサート」、またロック界隈ではひたちなかで「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」が開催されていた。去年と一昨年は夏といえばももクロ夏のバカ騒ぎ一択だった私が、今年はももクロを干してTIFを選ぶことになろうとは。それも2日間、ひとりで。

去年のTIFはチケットを買わずに無銭エリアと物販だけ行ったんだけど、やっぱり無銭で見れるアイドルは限られてるし野外ステージは暑いしで滞在時間2時間くらいで帰ってきてしまった。だから今年はどうしようか2~3日前までうだうだと悩んでいたんだけど、夜中にふと

「26歳の夏は今年しかないんだよ!!!!」

と覚醒、気づいたら2日間通し券ポチっていた。

 

そんなわけでひとりで回ったTIFについて、その模様と感想を書いていく

 

炎天下の中でのアイドルフェスにひとりで行って楽しいのか

これは断言できる

「TIFはひとりで行っても楽しいイベントです」

だって2日間お台場のあちこちのステージで、アイドルがノンストップでライブしてるって、冷静に考えてすごくない?「演者の入れ替えがスムーズ」っていうの、ぼっちにすごく優しいしTIFの良さの一つだと思う。ひとりだと自由にタイムテーブル組めるし、ひとたびステージが始まればもう周囲は関係ない。ひとりで来てる人も結構いるので全く支障ない。昔はロックバンドのライブでもアイドル現場でも割と地蔵だったけど、最近では、こぶし挙げることにもケチャすることにも抵抗がなくなったので、結果ひとりでも存分に楽しめた。多分気持ち悪いくらい笑顔だったと思う。大丈夫、誰も見てないから。

むちゃくちゃ暑くて途中バテそうになったけど、2日間終えた後には謎の達成感もあった。

 

そんなわけでひとりでも超~~~~楽しいのがTIF。とは言えステージ見たあとにその感動を共有したり、あれが良かったとかあれは微妙だったとかを議論し合えるような仲間がいた方が楽しいことは間違いないと思う。フェスですし。

 

ただしこれだけは言いたい

サイリウム飛ばしたりブブゼラ吹いて目立とうとするピンチケども!!お前ら何しにTIFに来た!純粋にアイドル見に来たんじゃないのかよ!ひとりじゃ何もできないからって群れて騒いでんじゃないよ!!!ライブはアイドルと!お前の!1対1の対峙だろ!!!!!」

 

せっかく気になるグループがあっても、そのファンの民度が低いとそのグループ自体の印象が悪くなるし、ライブも敬遠しがちになってしまうので、それはすごく勿体ないことだなぁと思った。というのを、自戒の意味も込めて一応。

 

ぼっちを救うHEAT GARAGEという名の避暑地 

できるだけ詰め込んでタイムテーブルを組もうとしても、特に見たいアイドルが一切ない時間帯ができることがある。そんなときひとりで行動する者を悩ませるのが「どこで休憩するか問題」である。

野外は暑いし木影に座り込むのも抵抗あるしフードコートに長時間滞在するのも気が引ける。そんな問題を解決したのがHEAT GARAGE(Zepp TokyoDiverCity)だ。独り身にとって、涼しくてゆったり見れるHEAT GARAGEはまさに砂漠のオアシスだった。物販で買ったグッズやCDもここのコインロッカーに預ければ以降身軽。ステージ以外は基本暗いところもサイコー。初日の後半はずっとここにいた。

 

 

2日間のタイムテーブル

8/1(SUT) 

Especia特典会→おやゆびプリンセス→Especia→lyrical schoolアップアップガールズ(仮)矢口真里respected byチーム負けん気→lyrical school特典会→STEREO JAPAN→Negicco→Especia→GALETTe→アップアップガールズ(仮)→はっちゃけ隊→あゆみくりかまきゆるめるモ!hy4_4yhlyrical schoolNegicco

 

8/2(SUN) 

HKT48lyrical school→アイドルネッサンス清竜人25LinQ×アプガ→おやゆびプリンセス→ときめき♡宣伝部→こぶしファクトリーNegicco特典会→SiAM&POPTUNe→山口活性学園→つりビット→callmelyrical schoolPASSPO☆アップアップガールズ(仮)Negicco

 

若干偏りはあるものの見たかったアイドルは一通り見れたし、はじめて見るアイドルもそこそこ回れたので概ね満足!

 

 

いくつかピックアップして感想

【やっぱり好きだ!!】 lyrical school

炎天下の中で\そりゃ夏だ!/したSMILE GARDENも、先週のワンマンとはまた違った盛り上がりを見せたHEAT GARAGEも、広いステージを駆け回るメンバーの姿が眩しかったHOT STAGEも、心地よい風とサンセットという最高のロケーションで見たSKY STAGEも、どれが一番よかったかなんて決められないくらいサイコーだった。あとHOT STAGEでのmeiちゃんの「"音楽"が好きな人は一緒に楽しみましょう~~!」的な言葉がすごくよかった。"lyrical school"でも"ヒップホップ"でも"アイドル"でもなく、"音楽"というワードを選んだところ。TIFでいろんなアイドルを見たけど「やっぱリリカルスクールだな~~」と再認識した。あと私の中でリリスクの一番かっこいい曲は『PRIDE』でも『I.D.O.L.R.A.P.』でもなく『ワンダーグラウンド』だなって思った。

 

【パ、パーティーピーポーとは…】 STEREO JAPAN

今回衝撃的だったのがライブ中にビーチボールが、ビニールプールが、大量の一万円札が舞ったSTEREO JAPAN。完全にノーマークだったんだけど、楽曲の方向性からグッズ展開まで、コンセプトがしっかりしてるグループだな~という印象を受けた。

 

【一夫多妻制のハーレム多幸感】 清竜人25

 今年の異色枠は多分このグループだったと思うんだけど、夫人の誰より清竜人が一番アイドル…!寝そべって夫人のスカート覗いたり、客席にいたお父さんとラブボクシング始めたり、超フリーキーなスタイル貫く清竜人こそ間違いなくNo.1エンターテイナー!

 

 

【結果的に無銭がっつき】 おやゆびプリンセス

1日目にたまたま見たおやプリのステージで、ガンガンに客煽って超パワフルなパフォーマンスする子に釘付けになってしまい

 とツイートしたところ、本人からのふぁぼ及び

 という、私信ともとれなくないような宣伝があったので、2日目の物販に行って様子を伺っていると、なんと本人が話しかけてくれて、「昨日はじめて見たけど一瞬で好きになりました」と告白することができました。ありがとうございます。Twitterのbioに2週間後がラストステージと書いてあったので「最後まで頑張ってください」という旨も伝えるなど、結果的に無銭でそこそこロングな会話をしてしまった。良くない。その代償というわけでもないけれど「この後マイナビステージあるので来てください」という宣伝にもまんまと釣られ、見に行っちゃったよねマイナビステージ。2日目も全力で踊る姿を見ながら「この子にとってこれが最後のTIFのステージなんだよな…」と思うとなんか切ない気持ちになった。

 

【事務所のカラーが顕著に反映】 ときめき♡宣伝部→こぶしファクトリー

この2組の流れ、スタダとハロプロの方針の違いが思いっきり出てて面白かった。持ち時間の半分以上を自己紹介に割いたときめき♡宣伝部。やたら凝った自己紹介はスタダ独特の文化だな~って思った。一方、自己紹介は一瞬で済ませ、短い持ち時間で全4曲を披露したこぶしファクトリー。結成間もないグループであるにも関わらず圧巻のパフォーマンスは流石ハロプロだな~と言わざるを得ない。

両者に一点だけ共通点があるとしたら「グループ名がダサい」ということだ。そしてグループ名がダサいアイドルの方がヒットしやすい。と思う。

 

【優勝!!!】 Negicco

Negiccoン゛ザイ゛ゴォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!なおちゃぁぁぁぁああんんん!!!かえぽぉぉぉぉおおおおお!!!ぽんちゃぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!!!!

2日間通してのベストアクトは間違いなくSMILE GARDENのトリをつとめたNegiccoだ。

Negiccoのスマイルガーデン本当に本当に素晴らしかった。Negiccoの前2組のライブ中、ただ騒ぎたいだけのピンチケがサイリウムを高く飛ばしたりする危険行為が度々あって、ちょっと現場に不穏な空気が流れていたんだけど、Negiccoの登場で空気がガラッと変わった。全部Negiccoが持ってった。サイコーとしか言いようのないパフォーマンス。3人ともすごーーくいい表情してて、私もとても「ふぁーーーーーーーー!!!」という気持ちになった。うまく言葉にできないんだけど確かにとても「ふぁーーーーーーーー!!!」という気持ち。『圧倒的なスタイル』では全然知らない人たちと肩を組んでラインダンスをした。俺の一夏のアバンチュール。現場の一体感に気分が高揚していたからか、シラフだったがそこに躊躇や恥じらいは一切なかった。

それまでピリピリしていた現場が一気に平和になっていく光景に「嗚呼…、アイドル…!!!」って、ナチュラルに震えた。「アイドル」ってきっとこういう存在のことをいうんだと思うし、「いい現場」って多分みんなが無条件に楽しめる現場のことをいうんだと思う。

 

 

総評

TIF唯一の心残りは松井玲奈さんラストのSKE48を見れなかったこと(TLに入場規制の情報が流れていたので諦めて特典会に行っていた)。来年は特典会より生のステージを優先したい。

TIFとても暑いしオタクの知り合いの少なさに心折れそうになったけど、そういったマイナス要素を全部もみ消すくらいとても楽しかった。結局私は見ていて楽しい・元気になれるからアイドルが好きなんだと思う。

 

 

TIF、それは蜃気楼の中でみた幻………

TIFが終わったので私の26歳の夏が終わった