6月後半、連日の日帰り出張で疲れた。7月前半、泊まりの出張を含む怒涛の12連勤を終え、もっと疲れた。
粛々と準備を進めてきた仕事が本格的に始動し、月から金まで始発に乗って終電で帰る日々だった。家に帰ってシャワーを浴びて気絶するように眠りに就く。開始早々破綻寸前だ。弾丸で各地を飛び回っているせいで一瞬自分が今どこにいるのかわからなくなる場面があった。「なんだか場所が似てきたな」と解釈していたが、空間認識の歪みが起きている。北九州の人に長崎で買ったカステラを渡す。ココア味のカステラに胡桃とレーズンがトッピングされた福砂屋のオランダケーキ、自分用にも買えば良かったな。
単純に労働からくる疲労に加え、上の人間へのストレスが限界値を超えている。本気で頭にきていることはインターネットに書かない方が良い。しかしまあ、よくやってるよ私は……本当に、よくやってるよあたしゃ……………
疲れたときは海を見に行く。川でも良い。大きい水を見るのです。
パタヤビーチへようこそ
デイリーヤマザキのホイップあんぱん。全国に350種類以上の焼印があるという。
脳内aiko「ア〜〜〜〜♪」
うちに拾われたばっかりに、こんなポーズさせられて…
出張先で会った人から「元気そうやな」と言われて良かった。元気なさそうに見えるより元気そうに見えた方が良い。実際のところ元気だ。業務自体は緊張感があって面白いし、最初の頃はつっけんどんな態度だった現場の長老みたいな人が最近あからさまに優しくなって嬉しい。他部署にも知り合いが増えた。
給湯室で会った職場の可愛いおばあさんに「そうだ私言わなきゃと思ってたことがあったの」と呼び止められて、真っ直ぐ目を見て「なるべく、頑張りすぎない」と言われた。咄嗟にすっとぼけて誤魔化してしまったが、気にかけてくれる人がいるというのは本当にありがたいことです。
大喜利素材「写真で一言」
タイムトラベラー
隣の席の先輩との間で
「今って平成33年ですか?」
「今って令和3年」
「今って平成33年ですか?」
「今って令和3年」
という会話があった。どういうわけかここまでエクセルに改元パッチをあてないまま使ってきたので、開いたファイルの元号が平成になっていた。確か自分の年齢に1足せば平成に換算できるはずと覚えていたので、「(今って平成だとしたら32年だと思ったのですが)今って平成33年ですか?」と聞きたかったのに括弧の中を省略したせいで会話が平行線になってしまった。こういう説明不足による食い違いは、自分が気付いてないだけで実はあらゆる場面で量産している可能性があって、今後気を付けたいと思った。この先輩は良い人です。ちなみに今って平成33年です。
なぜか多い6月のベイビ〜
6月といえば私の誕生日!今年も家族や友達からメッセージやLINEギフトをいただき、愛されてんな〜と感じています。テレビでもう中学生が年齢を聞かれて「愛されて38年」と答えていたのがすごく良かった。愛されて32年になりました。
インターネットの友達から地元の喫茶店で買ったという焼菓子をいただいた。紙袋の中に店の地図が描かれたカードが入っていた。大きな池のほとりに佇む喫茶店。粋だなぁ〜。こういう「場所性」を感じる贈り物には風景や物語を想像してしまう。
広島に住む友達からも箱いっぱいのお菓子が届いた。「毎年あることだけど、おめでとうが言えて嬉しいよ」とメッセージがあり、テンプレじゃなく自分の言葉で祝ってくれることが嬉しくてじ〜んとした。お菓子のチョイスと一筆箋の文字がお母さんみたいだったので本人にそう伝えると「母からの小包」を意識したとのことだった。事実彼女は一児の母なのだ。
考え方の不一致や些細なことがきっかけでわだかまりができてしまった人や、特に理由はないけど疎遠になった人がいる中で、こうして誕生日を祝ってくれる人たちを大事にしたい。疎遠になった人たちもそっちはそっちで元気にやっててほしいと、勝手ながら思う。
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6月から友達とボイスメッセージの交換をしている。これがかなり面白い。「新感覚ボイスメッセージラジオ」と称してはじまったこの企画、1週間交代でiPhoneのボイスメモに最近の出来事や相手へのレスポンスを録って送り合っている。友達とは会えなくなってからも1〜2ヶ月に1回くらいは電話してたけど、気軽に電話しよ〜とは誘いづらかったので、これは革新的なコミュニケーションを発明したぞ!と、いい気になっている。1回20分程度の尺で、好きな時間に録って好きな時間に聞けるメリットに加え、プライベートな内容をいかにもラジオ風に話すという、このなんとも言えない気恥ずかしさが良いのです。どこに公開するわけでもないのにそれぞれちゃっかり番組名までついている。マスクしてても隠しきれない笑顔でにやにやしながら聞いています。
スタンプ2個目ゲト〜
見たエンタメ
『明日のたりないふたり』
迷ってたけど見て良かった。自分はあっち側とかそっち側だとか、そういう概念に囚われ過ぎていた気がする。真っ当な幸せを手に入れることにもっと素直になりたい。向こう岸に渡ったところで根っこの精神性はそう簡単に変わらないし、こういう変遷は案外グラデーションで進んでいくのかもしれない。終盤の怒涛の畳み掛けには息が詰まりそうになったけど、一筋の光が差し込む素晴らしいラストだった。
『フリースタイルティーチャー 5th season #51』
練習しない鈴木もぐらにサイプレス上野がブチギレた回。
©️ABEMA
サ上のこの主張、それは本当にそうなんだけど、そのマインドをなくしたらもぐらがもぐらじゃなくなるジレンマ。戦法として俺のスキルはハンパねぇ的なセルフボースティングより、相手の下に出て揚げ足取る方が有利だったりするよなぁと思って面白いバトルだった。
『ゆりやんと七人のツッコミ』
本編とは関係ない話をすると、最近のバラエティ番組における小沢真珠さんの吹っ切れ方は、ネクストステージに突入された印象がある。
©️カンテレ
今月聞いてた音楽
『アイミル』中村佳穂
力強くストレートな歌詞で元気出る。
『ムーヴ』諭吉佳作/men
言葉遊びが流暢で淀みない。新しい波だ。
伸ばしていた髪をばっさり切った。次友達と再会したときに「髪伸びたね〜」と言わせたいという、ただそれだけの理由で伸ばしてきたのだが、突然鬱陶しくなって短くした。軽いし涼しいしすぐ乾くし似合うしで良いことしかなかった。この夏は髪を切るのがおすすめです。
今月はなんだか疲れた自慢大会になってしまったな。そういう月もある。6月のMVPは私だ!お疲れ様でした。