ねているとき いがい ねむい

人には人の乳酸菌

第3回 一般男性1万字インタビュー

「1万字インタビューは店選びから既に始まっている」

そう伝えておいたはずなのにこの男、適当な店にふらっと入ればなんとかなると思っていたようだ。甘い。甘過ぎる。休日のカフェ事情をナメている。1軒目に向かった店は日祝定休、2軒目のカフェも満席で、それならば…と仕方なく私が前から気になっていた喫茶店でインタビューを敢行することにした。

というわけで一般人1万字インタビュー第3弾、今回は初の男性ゲストです。S氏(仮)は都内の不動産金融系の企業に勤める29歳のビジネスマンだ。最近転職したばかりのS氏にまずは仕事の話から。

 

仕事に求めるバランス感覚

Q:今の仕事はいつから?

S:去年の11月から。転職活動をしてたのは7ヶ月くらい。途中当時の現職が忙しかったりしたから、その期間は休み休み続けてて。使った転職サイトはdodaマイナビ。実際にリクルーターに会って話を進めた。

Q:転職しようと思ったきっかけは?

S:新卒で入社した会社が石油系で、当初はざっくりしたイメージで「インフラだし、安定してるかな」って思ってたんだけど、入って数年で業界の状況が目まぐるしく変わっちゃって。

Q:国際的に?

S:石油業界って「統廃合の歴史」って言われてて、大手の企業が合併を繰り返してるんだよね。トーナメント表みたいな感じ。うちのところも元は精製部門をやってたらしいんだけど、のちのち販売業オンリーに縮小してる。だから入社して2年目くらいから転職活動は始めてた。最初の配属は関西で営業職。3年営業やって、そのあと東京に転勤になって、2年半総務。

Q:転職はスムーズにいった?

S:関西時代に内定は2社出てて、一つは年収が下がるからやめた。もう一つはメンテナンスとかもやるところだから休日がとりにくくて、それで2社とも辞退した。そこそこ休めて、そこそこ安定していて、そこそこ金貰えるところが一番良い。そのバランスが大切。

 

ここで注文していたブルーマウンテン(800円)が運ばれてくる。

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さすが老舗の喫茶店。ミルクポットも金ピカだ。

 

Q:香りが違う。飲んだことない味だ。

S:俺もブルーマウンテンだけは違いがわかる。

Q:と言いつつ砂糖とミルクは入れるんだ(笑)

S:ミルクは絶対入れる。浪人時代ブラックコーヒーで胃の粘膜を焼いちゃって。それからミルクは絶対入れる。

Q:浪人してたの知らなかった。

S:現役時代は基本全部落ちた。センターがうまくいかなかったから、とりあえず志望校は受けたけど、受験する大学の数は減らした。2月くらいには浪人しようって決めて、隣の県の予備校に行くことにした。「来年もう一回受けようと思う」って日本史の先生に相談したら「予備校に知り合いがいるから」って、紹介で入学金安くしてもらって。

Q:予備校時代は一人暮らし?

S:家からずっとバスで通ってた。片道一時間かけて通った。バスなら確実に座れるし、そんなに苦ではなかった。毎朝6時50分発のバスに乗って、向こうに着くのが8時過ぎ。そこから自習室で21時くらいまで勉強してた。講義は9時から17時まであって、その間にコマを選んで出る感じ。センター対策で7科目。3科目だけだと飽きるじゃん。政治・経済とか地学とかは暇つぶしも兼ねて講義受けてた。第一志望は国公立の経営系だったから国公立コース。

Q:志望校は絞って受けた?

S:2回目の合格0は許されなかったから、2回目はしっかり滑り止めも受けた。で、MARCHの経営系の学部受かってそこに決めた。

Q:あれ?じゃあ○○ちゃん知ってる?

S:現役で入ってる?だったら学年違うから知らないな。サークルとか一緒じゃないと多分わかんない。

Q:サークルは何入ってた?

S:地学愛好会と山の会とフットサルサークル。

Q:フットサルなら○○ちゃんも入ってたと思うけど…

S:私大のフットサルサークル、クッソたくさんあるからね。星の数ほどある。フットサルとテニサーはめっちゃある。あとオーランね。

Q:オーラン?

S:オールラウンドサークル。今週はバレー、来週はバスケ、再来週はバドミントンみたいな、所謂出会い系の飲みサー。みんなで楽しく体動かして酒飲んで…みたいなサークル。

Q:ウェイ系か…

S:うちのところは公認サークルだったから部室があった。部室が欲しくてサークル入ったようなもんだから。漫画もたくさんあって、テレビ4台、プレステ、スーファミ、全自動雀卓…なんでもあった。4年間ほとんど部室でダラダラしてた。まあそれが原因でいろいろ堕落してたってのはあるんだけれど。登山の活動は年4回。そのうち1回は結構キツいやつでアルプスに12日間。

Q:12日間ってすごいね。

S:そう、富山から山梨にかけてアルプスを縦断する。荷物も初日は30~40㎏あって、最初の方はめっちゃキツい。途中からだんだん食材とかは消費すれば減っていくし、尾根とかに入ると緩やかな山道になるんだけど、最初は傾斜もあってめっちゃキツい。下山する頃には荷物も20kgくらいになってる。残ってる荷物はシュラフとかダテンとか。

Q:ダテン?漢字でどう書くの?

S:カタカナで「ダテン」。テントのこと。なぜかそう呼んでた(笑)

 

Q:サークルの男女比は?

S:女性が25%くらい。女性の方が真面目にやってる人が多かった。

Q:気象情報とかはどこから仕入れるの?

S:基本ラジオは持っていく。台風情報とかはラジオで調べてた。あとは山小屋に情報があって、掲示板みたいなとこに「ここで滑落注意」とか「ここで土砂崩れがあった」とかの情報が貼り出されてあった。夏の間は基本的に山小屋に人が常駐してるから、山登りするなら基本夏だね。ベストシーズンは5月~10月くらい。冬の難易度はめっちゃ高い。

Q:サークルでは何か役員やってた?

S:会計やってた。

Q:就活でアピールできるやつだ(笑)

S:しんどかった。何回やっても帳簿が合わなくて、レシート見比べて2~3時間くらい「合わねぇ合わねぇ」つって。20~30円なんだけど。

Q:20~30円で2~3時間…

S:大学側から予算もらって運営してるから、全部きっちり決算出さないといけなくて。帳簿も「A帳」「B帳」って2冊あって、A帳は通常の運営費、B帳は救助要請とかのための積立金。だから基本的にB帳には手をつけない。…懐かしいなA帳、B帳。大学時代だから10年前くらいの話になるんだよね、これ。

Q:インタビュー受けた人みんな言う。早いよね…大学時代が10年前とか。

 

東南アジアに魅せられたゼミ生時代

S:ゼミの専攻ざっくり言うと東南アジアの経済学。何ゼミ入ろうかなって考えたときに、他に選択肢としてあったのはアメ経か、ヨーロッパか、チャイ経。どれも面白くなさそうって思って東南アジアにした。

Q:東南アジアっていうと?

S:フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアシンガポールミャンマーラオスブルネイカンボジアブータン、ネパール、東ティモール。かな。…マレーシア言った?

Q:マレーシア言った。

S:ゼミで行ったのはシンガポール、マレーシア、タイ。日系企業を訪問して、そこに拠点を置いた背景とか経済情勢とかをいろいろ調査して。ゼミ仲間はバックパッカーが多かったから楽しかった。ゼミ仲間と旅行するときは基本現地集合で、「シンガポールで会おう」とか「ダナンで会おう」「カトマンズ集合で」とか言って。

Q:ダナン?というと?

S:ベトナムの都市。ハノイホーチミンの中間地点くらいにある。

Q:へぇ~。

S:行ったことある東南アジアはフィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポールカンボジア、ネパール。最近は新しいところに行きたいってあんまり思わなくてカンボジアとかタイとかネパールとかって文化圏が似てるからそんなに違いがない。こんなこと言ったら怒られるかもしれない。ナメたこと言うとまた炎上するから。

Q:(笑)

 

プライベートでのアジア

S:プライベートで他に行った海外はトルコ、オーストラリア(修学旅行)、中国(上海、成都昆明)、香港、台湾(台北、台中、台南、高雄)かな。香港は重慶大厦も行ったよ。泊まったのは旺角だけど。「両替するなら重慶大厦にしとけ」って後から言われて。

Q:レートはめちゃ良い。

S:あそこの1階、手前の方はスマホとかモバイルバッテリーとかSIMカードとか売ってる電器屋みたいな店が並んでるけど、そのエリア抜けて奥の方行くと黒人めっちゃいるとこあるやんか。ドレッドヘアの人とかがメシ食ってて、パクられたらどうしよう…って思った。財布は3つ持ってたから、大丈夫なようにはしてたけど。

Q:確かに、奥の方行くとそう(笑)

S:トルコは転職先が決まってからの有給消化で13日間。トルコ内での交通手段は基本的にバスか飛行機。飛行機は安くて、4000円くらいで乗れる。バスも乗り心地は良かった。2時間に1回トイレ休憩挟むんだけど、異国の地でバス見失ったら終わるから、トイレ済ませたらすぐバスに戻るようにしてた。

Q:トルコはあったかい?

S:中近東のイメージで暑いかと思って行ったらこれが寒くて。緯度でいったら北海道と同じくらい。朝とか2℃。ポロシャツ4枚くらいしか持ってってなかったから全部現地で調達した。あっちにユニクロ的なファストファッションの店があって、1000円くらいでそこそこ良いもの買えた。この靴も向こうで買った。95リラ(だいたい2000円)くらい。

Q:え~いいね。

S:そのときはトルコリラが暴落してたから狙い目だった。ただイスタンブールとか中心地は通貨がリラとユーロで、ユーロが平均になるからそこまでお得ってわけでもなかった。時期的に変動が大きかったから『地球の歩き方』とかに書いてある相場もあてにならなくて、博物館の入館料も「20リラって書いてあるのに40リラすんじゃん」みたいなことをゲストハウスの人たちとしゃべってた。

 

トルコの洗礼

S:イスタンブールには「ハマム」っていうトルコ式のサウナがあって、屈強な男たちから身体を洗われてきた。なんかもう首根っこ掴まれて、動物病院に連れてこられた動物みたいな感じ。それか毛を刈りとられる羊みたいな。トルコの男の人は髭とか胸毛とかスネ毛とかはもっさもさなのに、ワキ毛だけは処理してて、指さされて「ワキ毛生えてんのはおかしい!」って言われた。

 

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写真はその際行った「Kadırga Hamamı」(イスタンブール

 

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この写真は、ブルーモスク(イスタンブール

 

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ドルマバフチェ宮殿から望むボスポラス海峡

 

S:あとサッカーは面白かった。ガラタサライvsブルサの試合があってスタジアムに観に行った。ガラタサライってのは長友が在籍してるチームなんだけど、そのときはたまたま長友は不在だった。チケットを事前に買おうとするとIDが必要で、登録とか手続きで2週間かかるからスタジアムで当日発行した。当日券はオークションみたいな感じで価格が変動する。チケットは高かったけど、向こうのサッカー観れたのは良い体験になった。 

 

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パムッカレの石灰棚 最近は水が減って、昔ほどきれいに映らないらしい

 

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石灰棚にいた鳥、20リラくらいで写真を一緒に撮れるらしい

 

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カッパドキアでのオルタヒサル あんなとこに昔人が住んでたらしい

 

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カッパドキアのローズバレー 

 

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カッパドキアの朝に撮った気球の写真

 

 友達と旅行するときのジレンマ

Q:旅行は基本一人?

S:一人旅と友達と行くの、50:50くらい。ここ最近は誰かと行くことが多いかな。トルコは日数が長かったから一人で行ったけど。ぶっちゃけ2人で行ってもタクシー代安くなるとか、情報収集が楽とかくらいしかメリットがない。情報収集に関しては自分がそこそこ知ってるから、誰かと行く必要があまりない。

Q:年末の旅行はどうだった?

S:タイのチェンマイに行ったんだけど、向こうに友人がいるから、「逆ローマの休日」みたいなことやってた。

Q:逆?というと女の子がバイクを運転して?

S:そう、女の子。足裏マッサージの子。

Q:マッサージ…

S:そういうんじゃないから(笑) 歩くと結構疲れるから足裏マッサージは3日間とも行ってた。そういうお店には行ってない。あっちのレディボーイはレベルが高いから、見分けようと思っても顔だけで判断するのはなかなか難しい。

見分けるポイントはまずは喉仏。ただこれは改造可だからあてにならない。

次見るのが肋骨。次が腰骨。この辺の骨はゴツゴツしてるからわかる人はわかる。ただこれも華奢な人とかいるから100%ではない。

声聞いてもわからない。綺麗な声の人もいるからね。

一番確実なのは足の大きさ。男性は華奢な人でも25~26cmくらいあるから、だいたい足見ればわかる。これ重要。

Q:Iと一緒に行ったんだっけ?

S:そう。だけど基本は別行動。あいつ旅に来てんのに「遠いところは行きたくない」「それって雑誌に載ってるとこ?」「雑誌に載ってないと嫌だ」とか主張するくせに全然調べようとしない。挙句の果てに文句言う。俺はオプショナルツアー参加しようって思ってて、前日に現地の旅行代理店で半日潰していろいろ手配したのに、あいつ当日になって「やっぱ俺も行くわ」とか言って集合場所についてきて、向こうの代理店もその辺ゆるいからそれで通っちゃって。「割に合わんわ」ってプッチンきて、次の日の交通費とメシ代全部奢らせた。

Q:ボンボンだからね(笑)

S:しかも「チェンマイよりもバンコクの方が楽しいわ」とか言い出すし、東南アジア向いてないっしょ。あいつはバンコクとか、発展してる都市じゃないと楽しめないんだよ。こっちはチェンマイとかのジャンクさを求めてるのに、向こうは中心地に行きたがる。だったら東京でいいじゃんって。

Q:(めっちゃキレるな…)物価は安い?

S:ブランド品に関してはそんなに変わらない。むしろ日本より高いところもある。

 

S:あとタイには泰緬(タイメン)鉄道っていう、第二次世界大戦中に旧日本軍が敷設した路線があって、それに乗りたくて行った。実は乗り鉄。『世界の車窓から』みたいな断崖絶壁もあって。

Q:渓谷とか見たり?

S:そうそう。すごい良かった。

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クウェー川鉄橋近くのTHAMRASAE駅

 

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車両は意外としっかりしてる

 

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クウェー川鉄橋

 

S:タイ旅行はチェンマイ3日間、カンチャナブリ1日間、バンコク2日間、移動2日間で計8日間。カウントダウンもチェンマイで。

Q:実家には帰省してないの?

S:年末年始は2年連続帰ってない。3連休で帰ろうかと思ってる。今年は連休が長いから海外行くことも考えてて。旅行するなら今のうちに押さえておかないと、これからどんどん値段上がっていく一方だから。

Q:連休は10日間フルで休み取れそう?

S:今のところは。10日あればヨーロッパも行けるよね。

 

人はなぜ走るのか

Q:恋愛の話は、大丈夫?

S:これ言うの?別れたのは先週の日曜。これ言うの?

Q:言える範囲で全然…

S:第一印象は落ち着いてて頭良さそうだなぁって。共通の趣味が乗馬とバイクで、その2つ合うってなかなかないよねって思って、ちょっとだけ運命感じた。

Q:それから2人で飲み行くようになって?

S:勤務地近いし、仕事の話も結構共通の話題があったから盛り上がって、仕事終わりに疲れや悩みを共有できるのは気持ちが楽だった。具体的な話ができるから。知らない上司の愚痴とか言ってもしょうがないじゃん。

(中略)高尾山登った帰りに1回告白したんだけど、そのときは「保留」って言われた。その後クリスマスに日比谷公園のクリスマスマーケット行こうって誘って…、普通クリスマス会ってくれたら脈ありかもって思うじゃん。

Q:や〜、クリスマス会っててもフラれたけど(笑)

S:そっか…(笑) そこでもう1回告白して、そこから付き合い出して…だから、付き合ってたのは1ヶ月ちょい。別れたあとに丸の内線乗ってたら茗荷谷~後楽園のあたりの地上に出るところで窓の外見て泣いちゃって、

Q:わかる…あそこ住宅地、全ての幸せが集約されてる感じする。

S:好き過ぎるから緊張しちゃって、うまくいかなかった。自分としては慎重にいこうって思ってたんだけど、相手からしたら何もしてこないし面白くないからイライラさせてしまったと思う。

(中略)そう、で、俺この前病院行ったのよ。…この話するとは思わなかったわ。そしたら医者に自律神経やられてるから生活習慣見直して、運動、睡眠しっかり取れって言われて。

Q:それで最近ランニング始めたとか言ってたの?

S:まずは生活習慣整えて、体力つけないと。あとお酒も控えようと思ってる。つっても今日もこれから飲みに行くけどね。とりあえず自律神経を整える薬を処方してもらった。気持ちの面って、慣れて波に乗ってくると良いスパイラルに入るらしいから、1回薬で試してみようかと思って。

ここで鞄から薬が出てくる。

Q:ほう。

S:ジェネリックだから、1錠1,000円くらい。

 

〜Fin.〜

こうして一般男性1万字インタビューは終了した。毎度のことながら雑な締めくくりでぶった切るのは、1万字インタビューの伝統的な作法として定着させていきたい。

 

以下、本人による原文まま掲載

【プロフィール】

1989年生まれ。29歳。神奈川県横浜市緑区)出身。浜がない方の横浜である。

小学校の頃は、サッカーとスキーを中心に。中学校はバドミントン。高校はサッカー。(学科の関係で週1でぬるい社会人クラブチーム(○○市社会人リーグ第4部)の練習に参加)

2013年に☓☓大学商学部卒業後、同年、石油系商社に入社し、営業や株式・IR業務に従事し、現在は不動産金融(J-REIT)運営会社にて管理系の業務に従事している。

新卒入社した石油系商社に関して、2年目で「石油業界もこの会社も将来的には先細りであり、将来的に会社も大きくなることも現経営者では無いだろうし、仕事も発展性が無くおもしろくない」と思い、5年目で転職した。

住処は点々としており、神奈川県→茨城県山形県→神奈川県→大阪府→東京都と移動してきた。一種旅行みたいな感覚であった。

趣味の海外旅行は、大学時代に東南アジア経済学を専攻していたときに、ゼミ仲間に感化されてバックパッカーに目覚める。やっぱり、色んな国に行くといろんな生活が感じることができて面白い。新しいとこでの発見は、常にいい刺激になると思う。

国内旅行については、大学時代に登山サークル所属していたことや鉄道研究会に所属していたこともあり、ついでに始める。(残すは山口、佐賀、大分、長崎、沖縄)

甘すぎるもの、辛すぎるもの、脂っぽいものが苦手。そのため、旅行先では食事にはこだわりを持って望む。

最近、体の衰えを感じ、走り始める。そろそろ30歳としみじみと感じる。

座右の銘は「危険を冒す者が勝利する」ほんと目指したい考え方。

 

【感想】

このブログを知ったときにちょうど失恋したときであり、このブログを読み、気持ちを落ち着かせることに成功。そのことを今回のインタビュワーであるブログ主に伝えたところ、ノリでこのインタビューを決行。

その後、過去のインタビュー記事を参考にしようと試みたが、最初のインタビュー会場の説明からあり、力の入れようをうかがい知るとノリで受けてよかったんだろうかと若干の不安を覚える。

加えて、自分自身にこれといって面白いこともないので、どんな話をすればよいであろうと思っていた。自己啓発系の話はあまり好きではなく、転職の話、旅行の話を持っていけばよいだろうと思った。当然、私の自己分析は就活時以来である。転職活動時は、さほど自己分析の必要はなかった。(新卒時の使い回しになってしまったOR職務経歴を聞かれる事が多いので)

この歳に自己分析するのは、なかなか酷であった。20歳くらいのときは、「自分はどういう人間で何がしたいか」がメインになっていたと思うが、この10年間、卒論にあわせ東南アジアの本をずっと読み、プライベートや出張でだいたい行きたい場所には足を運び、仕事ではもともと志望部署であった管理系業務の部署に異動になり、転職もしてそこそこ仕事をこなしてきた。(こう書くとあんまり何もしてない気がする…)

そして齢30にして、「自分がどういう人間で何がしたいか」より、「あと何ができるのか」という思考に自然に変わってしまう自分に対して、すごく不安を覚えてしまう。

ここまで、やりたいことやっていたときは、孤独感はほぼ皆無であったが、ある程度こなしてきて、やりたいことのネタが尽き始めると出てくる孤独感。ただ、マズローの欲求5段階説(自己実現論)(説明省略)にもあるとおり、孤独感が起因して、自己実現の欲求 (Self-actualization)から、承認(尊重)の欲求 (Esteem)に転化(逆流)して、他人のために生きると考えることは避けなければならないと思う。ただ、自分のために生きることととわがままに生きるのは違うと思ので、バランスをとっていこうと思う。

インタビュワーであるブログ主とは、同郷ではあるものの、学校がかぶることもなく、出会いは社会人になってからである。地元の台湾料理屋で両者の共通の友人がいたことから、東京で飲むことが多くなったのである。一緒に飲んでみると酒に強く、ノリもよく、何より行動力のあるブログ主に仕事などの普段の疲れを吹き飛ばしていたのである。

こうした環境下で拗らせてる中、今回自分を見つめ直すいい機会になったと思う。あとは、インタビュー本編でどのように書かれているのか、すごく気になる。こんなに変わった人間である私は、「一般男性」になるのだろうか。

2019年2月17日 20代最後(もしくは平成最後)の冬より

 

【編集後記】

私だ。ブログ主だ。ブログ主って呼ばれるの、なんかウケるな。

ごめん、早速だけどガチなダメ出し良いですか。まずね、ちょっと話が長い。S氏は実際かなりのおしゃべりマシンガンなんだけど、【感想】においても話が長い。みんなも読んでて思いましたよね。マズローの欲求5段階説…?えーん!難しい話よくわかんない!その辺しゅしゅってスクロールして読み飛ばしちゃった。あとね、日本語表現がところどころ危うい。具体例を挙げると「ブログ主に仕事などの普段の疲れを吹き飛ばしていたのである」とかね。主語・目的語がぐらんぐらんして訳わからん。ごめん、以上でダメ出し終わる。

インタビューの内容は「バックグラウンドを掘り下げる」というより、ライフハック的な意味で「有益な情報だ…」と思うことが多かった。転職の話とか旅行の話とか。

新卒の就活と中途の転職では、求められることが違うんだね。30歳を前にして転職する人が多いけど、みんなそれぞれに理由や条件があって「人生だ…」と思う。

トルコのサウナはかなり気になる。テント式サウナはフィンランドだったっけ?その国の文化や歴史を事前に調べて、ある程度インプットした上で旅行するのも面白そうだな〜と思った。

まとめに入る。実は今回の1万字インタビュー、過去2回よりも苦戦した。センシティブな話題はカットした。まず恋愛の話はだいぶ削った。8割くらいボツにした。別れた二人の具体的なエピソードを書くのは「暴露」になると思ったし、二人のことは二人にしかわからない。だから話は聞いて、書くのはやめた。薬の話もかなり削った。誰かに話してすっきりできたなら、それはそれで良かったんじゃないかなぁ。と、私は思っているよ。あれ、待って、1万字インタビューってこういう企画だったっけ。

それから最後にあと1個だけ良いですか。あのですね、記事をあげる前から炎上を恐れるな!編集でなんとでもなるから大丈夫。全部私に任せとけって。何かあったらすぐ取り下げます。事前にどれだけ対策しても、叩かれるときは叩かれるし、空振るときは空振るよ。恋愛においてもそう、S氏は慎重過ぎたから失敗したし、私は勢いに任せ過ぎたから失敗した。それだけが原因ってわけでもないとは思うけど。

何事もバランス感覚が大事だし、中庸を見極めるのは難しい。結論が出たところで一般男性1万字インタビューの編集後記とさせていただきます。